クルセイダーキングス3(Crusader Kings III)は、壮大な中世の世界を舞台に、自分の一族を何世代にもわたって導いていく戦略ゲームです。
ですが、初めてプレイする人にとっては、その複雑なシステムや大量の情報に圧倒されてしまうことも少なくありません。Paradox社が用意しているゲーム内チュートリアルは非常に丁寧に作られていますが、それでも「言葉の意味が分からない」「なぜその操作をするのかがわからない」と感じる場面があるかもしれません。
本講座では、チュートリアルの内容を補完しつつ、初心者のつまずきやすいポイントを平易な言葉で解説していきます。チュートリアルを読みながらこの講座も並行して読むことで、よりスムーズにCK3の世界に入っていけるはずです。
シリーズは4つの記事に分かれており、1記事あたり約5~10分で読めるボリュームになっています。気になるところからでもOKですので、ぜひ自分のペースで読み進めてみてください。
本ページはPart1、キャラクターについて解説していきます。
チュートリアルはどっち?
現在、CK3のチュートリアルは2種類ありますが、このページでは左側の「高度な開始」でスタートするチュートリアルをもとに解説します。CK3は非常に要素の多いゲームなので、時間はかかりますが、腰を据えて多くの要素について理解できるこちらをおすすめします。本講座でも「高度な開始」でスタートするチュートリアルの流れに沿って解説していきます。
青色テキストはマウスオーバーして解説表示!(ネストになった解説(ⅰ–基本)3/3)
カメラ操作、一時停止のチュートリアルの後、ツールチップ・ネストになった解説のチュートリアルに移ります。この青色テキストをマウスオーバーして用語の解説を表示する操作は非常に便利で重要なので覚えておきましょう。中級者以上でもこのゲームはアプデやDLCで新しいシステムや概念が登場するので、その際の理解のためにも使用します。
マップで自分の領国を確認!(Ⅱ–マップ 1/3~3/3)
続いてマップの説明に移ります。ここで「称号」や「封臣」という単語が出てきますが、後程説明があるのでここでは理解できていなくても大丈夫です。ここではキャラクターをクリックしたときに白で囲まれたところが自分の支配領土なんだなということが分かればOKです。なお、CK3では支配領域のことを「領国」と呼ぶので覚えておきましょう。
キャラクターの要素(Ⅲ–人物 1/5~5/5)
続いてプレイヤーが操作するキャラクターの構成要素の説明に入ります。主要5能力については以下のようにイメージでざっくりと覚えていればOKです。詳しくはをご覧ください。
外交=他人からの評価を高めやすい
軍事=戦を指揮するとき強い
管理=お金(ゴールド)が集まりやすい
策略=暗殺などの策略をしやすいし、されにくい
学識=宗教関連の行動に使う信仰点が溜まりやすい

※ムルハダは初期ライフスタイル特性がある程度ランダム(外交or軍事)なのでそれにより画像と能力が異なる場合があります。
そしてそのキャラクターの特徴を表したのが「特性」です。マウスオーバーすると効果が確認できます。キャラクターは主に特性によって能力値の高い低いが決まっていくので、プレイになれてきたら、自身がプレイするキャラクターを強くするために有用な特性を狙っていくのもよいでしょう。

特性での注意事項はチュートリアルでもさらっと触れられていますがストレスの存在です。プレイヤーが操作キャラクターの性格に合わない行動をしたり、性格に合わないイベントの選択肢を選ぶとストレスがたまっていきます。ストレスが一定数まで溜まると精神崩壊イベントが起こり、さらにストレスが溜まったりデバフの特性や補正をもらうことになります。加えてストレスレベルに応じてキャラと健康と生殖力にデバフが入ります。ストレスレベルは3レベルまであり、3レベルで精神崩壊イベントが起こるとキャラの自殺や殺人など思わぬ大きな結果になるので気を付けましょう。ストレスは右のUIの「活動」から行える饗宴や狩猟で減らすことができます。

そして個人的に1番大事だと思うのが評価です。AIキャラクターは他のキャラクターに対し評価を持っています。あなたに対する評価の値が低いと援助が拒否されるだけでなく、派閥の形成や暗殺といった敵対的な行動をあなたに対して起こす可能性が高くなります。派閥とは何らかの要求をするために集まったプレイヤーの家臣(封臣)の集団のことです。成功してしまえばプレイヤーキャラクターが死亡する暗殺は言わずもがな、派閥も領国の分解やプレイヤーキャラの地位低下(皇帝から地方領主へ落ちることも!)を招き、非常に大きな結果をもたらします。そのため、なるべく評価の低いキャラクターを作らないように立ち回っていくのが安定した領国運営のコツになるのです。

リソースについて(Ⅳ–資源 1/3~3/3)

つづいてプレイヤーのリソースとなる3要素の説明に入ります。まずはゴールドです。ゴールドは毎月自動で所領と封臣から自動徴収されます。ゴールドには多くの使い道があります。所領に建造物を建設して所領の価値を高めたり、強い兵(常備軍)を雇って軍を強くしたり、上位称号を創設して威信を得たり・・・(称号と威信については後述)総じて「現在の状況をより良くする」ためにゴールドが必要になります。また、イベントの選択肢でも手っ取り早く問題を解決する選択肢としてゴールドを消費する選択肢があることが多いです。個人的な印象として他のゲームほどゴールドが少ないことのデメリットは少ないですが、所持金が0以下になって借金状態になると宣戦布告など一部の行動が制限され、兵の減少などデバフも受けるので気を付けましょう。特に戦争時は、軍勢の維持費がずっとかかるので財政難に陥りやすいので注意しましょう。
威信は説明されているようにキャラクター個人に対する尊敬度のようなもので、戦争の宣言や王権の強化、重大な決断など権威を必要とする行動のリソースとなります。基本的に自然増加と称号の創設、戦争の勝利などで手に入れることができるので、拡張プレイをしていると戦争を宣言(威信消費)→戦争の勝利&称号の創設(威信の獲得)とループさせることができます、が、王権の強化や重大な決断には多くの威信が要求されるので意識的に集めなければいけないときもあります。
信仰点は宗教的な行動に使うリソースです。自然増加や活動の巡礼等で手に入れることができます。信仰点は新しい宗派の創設や改宗等宗教的に大きな行動の際に必要となり、それをプレイ目標としている際は意識的に集める必要がありますが、逆にそれを目的としていないと余りがちなリソースでもあります。
ライフスタイルを選ぶ(Ⅴ–ライフスタイル 1/2~2/2)
次にライフスタイルの説明です。ライフスタイルとは5つの主要能力値に紐づけられたキャラクターが何を重視して生活しているかを示すゲームシステムです。(DLC導入でライフスタイルの種類が増えることも)プレイヤーは選択している間バフをキャラクターに付与する「フォーカス」を1種類選ぶことができ、そのフォーカスが所属するライフスタイルの経験値が日々溜まっていきます。ライフスタイル経験値が1000溜まると1つ「パーク」を解放できます。パークはツリー形式になっており、取得するとキャラクターに補正を提供したり、様々な特殊行動をアンロックする効果を持ちます。また、フォーカスとキャラクターの教育特性が一致していると日々のライフスタイル経験値にボーナスがつき、質の良い教育特性ほどそのボーナスが大きくなります。また、選択したライフスタイルに応じたイベントもランダムで発生し、臨時のライフスタイル経験値を得られることがあります。

人物への行動方法を覚えよう!(Ⅵ–インタラクティング 1/3~3/3)

続いてチュートリアルに従って、自身の後継者に贈り物を送ってみましょう。このキャラクターを右クリックして行動を選択する操作は非常によく使う操作なので覚えておきましょう!贈り物をはじめ、懐柔や暗殺といった計画、称号の授与・剥奪など・・・CK3でキャラクターに対しての行動は大抵この右クリックからできます。特殊な条件でしか表示・実行できない行動もあるので慣れてないうちはとりあえず右クリックしてみてどんな行動が可能か確認しとくというのも有用です。大抵はクリックしても確認ウィンドウがでますし、実行できない場合はマウスオーバーでなぜ実行できないか表示されるのでどんな行動が可能かいろいろと試してみましょう。
Part2に続きます!
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