Crusader Kings 3初心者講座⑪開戦事由について

クルセイダーキングス3初心者講座第11回はいよいよ戦争について、まずは開戦事由についてです。

戦争を開始するには?

戦争を開始するには、欲しい領土の称号を持っているキャラクターを右クリックして表示されるメニューから「宣戦布告」をクリックしましょう。すると画面右に宣戦布告のUIが表示されます。ここで両勢力の兵力差を確認し、適切な開戦事由を選択しましょう。その後、宣戦布告ボタンを押し、威信や信仰点といったコストを払えば戦争のスタートです。

しかし、そもそもキャラクターを右クリックした際に宣戦布告のボタンが押せない場合もあると思います。それは有効な開戦事由がないためです。このゲームは自由に宣戦布告ができず、戦争をするためには有効な開戦事由を用意する必要があります。この項では数多ある開戦事由のうち比較的よく使うものを紹介します。(ちなみに主君には特に何かを用意しなくても独立戦争を仕掛けることができます。)

開戦事由

征服の開戦事由

征服の開戦事由は後述の請求権のように何かを用意することなく、すぐ戦争ができる便利な開戦事由です。ですが、征服の開戦事由が使えるのは下記の条件のいずれかを満たす一部の勢力のみです。戦争のコストには同じ宗教の相手には信仰点を、異なる宗教の相手には威信を使います。戦争に勝利すれば争った称号を獲得します。一定以上の名声レベル持っていると公爵領と王国の称号を要求することも可能ですが、王国の称号に対して征服の開戦事由が使えるのはキャラクターの生涯で一度のみです。

征服の開戦事由が使える条件

以下のいずれか
・部族政府
・氏族政府
・未改革の宗教を信仰している
・信仰している宗教が「力の追求」or「好戦主義」の信条を持っている
・自身の文化に「争い好き」の伝統が確立されている(王国の称号に対しては使用不可)

請求権による開戦事由

ゲームの定番の開戦事由がキャラクターの請求権を使った戦争です。請求権とは「この称号は私のものだ!」と何らかの根拠をもとに主張する権利のことです。この請求権を使用することで該当称号を巡った戦争を開始することができます。プレイヤーの請求権を使った場合は、勝利した際、争った称号がプレイヤーものとなります。

請求権はプレイヤーのものだけでなく封臣や延臣等臣下の請求権を使って戦争することもできます。臣下の請求権を使った場合はその臣下が争った称号を手に入れ、臣下が領地を支配することになります。この臣下が手に入れた称号がプレイヤーの主要称号と同格未満であればその臣下はプレイヤー配下のままとなります。

また、「年代記の作成」の革新性を取得していればプレイヤーの、「神権」の革新性を取得していれば他のキャラクターの請求権を一度の戦争で複数行使することができるようになります。

確固たる請求権と曖昧な請求権

請求権には法的根拠が強力な「確固たる請求権」と法的根拠が薄い「曖昧な請求権」の2種類があります。確固たる請求権は子供に「曖昧な請求権」として継承されますが、「曖昧な請求権」は継承されません。ですが、「曖昧な請求権」を開戦事由にして戦争を行うと、その請求権が「確固たる請求権」に変化します。

請求権の主な入手方法

戦争に負けて称号を失う

戦争に負けて称号を失った場合、その失った称号の「確固たる請求権」は手元に残ります。そのため、すぐにリベンジが可能です。

相続

キャラクターが死亡して相続が行われる際、死亡していたキャラクターが持っていたものの自分が相続しなかった称号に対し、子供たちは「確固たる請求権」を得ます。ただ、主要称号の継承者には他の子供が継承した下位称号の請求権が継承されない場合もあるようです。(プレイ中、他の子供が継承した伯爵領の請求権を主要称号継承者が継承の際、所持していたケースと失っていたケースがありました。詳細な条件は調査中です)

請求権の捏造

評議会の宮廷司祭(領国祭司)の任務、「他領の請求権の捏造」で指定した伯爵領の「曖昧な請求権」を得ることができます。宮廷司祭(領国祭司)の能力が高い場合、公爵領の「曖昧な請求権」を得る可能性もあります。対価にはゴールドが必要になります。

この方法が相続等が関係のない、新たな土地を入手したい場合の基本的な開戦事由の準備方法になると思います。

請求権の発展的な入手方法

以下はやや特殊な請求権の入手方法になります。初心者は上の3つを覚えれば十分だと思いますので、この項は読み飛ばしても構いません。

王朝の当主の請求

プレイヤーが王朝の当主の場合、王朝のメンバーが保持する称号に対して請求し、「曖昧な請求権」を得ることができます。称号の請求には相応の名誉が必要になります。やり方は欲しい称号を持つキャラクターを右クリック→外交欄の「称号を請求」をクリックです。

宗教指導者への要求

宗教指導者に同宗教のキャラクターが持つ称号を要求することで「確固たる請求権」を得ることができる場合があります。対価に相応の信仰点が必要になります。ただし、要求を受け入れるかは宗教指導者次第で、プレイヤーへの宗教指導者の評価等が影響します。(初期抵抗値-50)やり方は欲しい称号を持つキャラクターを右クリック→外交欄の「請求権要求」をクリックです。対象の称号を持つキャラクターが破門されている時等に有効です。

許可された抜け穴

ライフスタイル学識の学者ツリーのパーク「許可された抜け穴」を取ることで「請求権の購入」がアンロックされます。これは「曖昧な請求権」を信仰点で購入できるというものです。(一部購入できない称号あり)やり方は欲しい称号を右クリック→外交欄の「請求権の購入」をクリックです。

プレイスタイルや状況によっては余りがちな信仰点を有効に消費できる便利なパークです。

慣習的領土による開戦事由

公爵領以上の称号を所持している場合でその称号の慣習的領土がそのキャラクターの領国に含まれていない場合、そのキャラクターはその領国に含まれていない慣習的領土の称号を持つキャラクターに対し、「慣習的領土を奪う」開戦事由が使用可能です。イメージとしては関東公爵領を持つキャラクターが神奈川伯爵領をもつ独立したキャラクターに対し、「神奈川は本来関東公爵領の一部だ!」と主張して戦争を仕掛けるイメージです。ゲーム内ではチュートリアルで、マンスター公爵領のムルハダがデスモンド伯爵領に攻め込む際の開戦事由がこれに当たります。

この開戦事由を使用して勝利した場合は、対象の慣習的領土を奪うのではなく、その慣習的領土を持つキャラクターが封臣として加わるのみになる場合があることに注意してください。

聖戦

組織化された宗教を信仰している場合、異教徒に対して聖戦の開戦事由を使うことができます。(宗教が「平和主義」、「ダルマ的平和主義」を持っている場合は不可)対象となる相手は自身の宗教から見て「邪悪」or「敵対的」である宗教を信仰している必要があります。戦争コストは信仰点です。戦争に勝てばその称号下の異教徒の統治者が保有していたすべての称号を奪うことができます。一定以上の献身レベル持っていると公爵領と王国の称号を要求することも可能ですが、王国の称号に対して聖戦の開戦事由が使えるのはキャラクターの生涯で一度のみです。

使い方次第では一度に複数の称号を奪える開戦事由ですが、戦争相手と同宗教の近隣領主が敵として参戦してくる可能性があることに注意です。

まとめ

以上今回はよく使う開戦事由について解説しました。開戦事由はこれ以外にもあります。宣戦布告画面で開戦事由を選ぶと、勝った際の結果がある程度確認できるので、いろいろな開戦事由を試してみましょう!

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