Crusader Kings 3初心者講座⑨評議会について

クルセイダーキングス3初心者講座第9回は評議会についてです。

評議会

評議会とは6人の評議員で構成された領主の領国統治を助ける機関です。配偶者と各能力値が参照される5人の評議員から構成されています。ゲーム画面右のUIの上から3番目のボタンで開くことができます。評議員は各能力値を使って様々な効果をもたらす評議員の任務を遂行します。配偶者以外の評議員は封臣と延臣から任命することができますが、宮廷司祭(呼び方は様々だが右上の学識を参照する役職)のみ宗教の教義によっては自分で任命ができない可能性があります。

配偶者以外の5人の評議員の任務はそれぞれ評議員の参照する能力の値が高いほど効果が高くなります。(任務完了までの時間が短くなる等)また各任務の遂行中にそれぞれグットイベントとバッドイベントが発生する可能性がありますが、参照する能力が高いほどグットイベントの種類が多く、バッドイベントの種類が少なくなり、参照する能力が低いほどグットイベントの種類が減って、バッドイベントの数が多くなります。

またプレイヤーが誰かの封臣の場合はプレイヤーが評議員に任命されることもあります。その場合は任命された役職によって威信や信仰点にボーナスがはいったり、各ライフスタイル経験値が追加でもらえる等の恩恵があります。

それでは各評議員の任務についてみていきます。

配偶者

配偶者はプレイヤーの統治を助けます。具体的には配偶者の能力値の一部をプレイヤーの能力値に加算してくれます。「当主の援助」を選択すれば全能力それぞれ20%をプレイヤーの能力値に加算し、各能力値に対応した選択肢を選べば、その能力値の50%をプレイヤーのその能力値に加算してくれます。

宰相 参照する能力値:外交

外交

プレイヤーの月間獲得威信にボーナスを与えます。また独立領主の評価を上昇させます。

内政

プレイヤーに対する封臣の評価を改善します。また暴政(理由のない称号剥奪等の行動をした際にたまるマイナス評価)の減少をはやめます。

称号の統合

称号の統合までにかかる時間を短縮します。称号の統合とは、ある王国が主要称号のプレイヤーが、その王国の慣習的領土以外の公爵領を完全に保有しているとき、またはある帝国が主要称号のプレイヤーが、その帝国の慣習的領土以外の王国を完全に保有しているときに発生する、別の慣習的領土の一部だった領土がそのキャラクターの主要称号の慣習的領土に変わっていく、慣習的領土の変更のことを指します。

元帥 参照する能力値:軍事

組織化された軍

守備隊の規模を増やし、徴募兵の補充速度を速めます。また、軍勢の維持費を減少させます。

指揮官の訓練

騎士の効力と常備兵の攻撃力、耐久力を増加させます。また、指揮官または騎士を改善または新しく発見する可能性があります。

領内の支配の強化

領内の伯爵領に割り当て、その伯爵領の支配の上昇を速めます。

家令 参照する能力値:管理

微税

直轄領の税金を増やします。

領内の開発度上昇

領内の伯爵領の開発度の上昇を促進します。また、所領と建造物の建設時間を短縮します。

自文化への変更

伯爵領の文化をプレイヤーの文化に変更します。

文化受容の促進

文化の受容を促進します。文化の受容とはその文化が特定の文化をどの程度受容するかといった値です。文化の受容が進むほどその文化同士の違いによる評価ペナルティが減少します。

密偵頭 参照する能力値:策略

プレイヤーに対する暗殺の重要なスパイとなりうるので密偵頭の評価を一定以上に高めておくのは重要です。

妨害工作

暗殺等の敵対的計画の抵抗力が上昇し、計画の発見率も上昇します。こちらから暗殺等を仕掛けていない時はこの任務に就かせておき、プレイヤーへの計画を妨害したいところです。

計画の支援

敵対的計画の計画力と成功力が上昇します。

秘密の調査

自分の宮廷や封臣の宮廷で秘密をもつ人物がいないかを調査します。秘密とはその人物が犯罪者であることや、倫理的にまたは宗教的にまずい行為をしている等他人に知られたくないことを指します。この秘密の調査で秘密を手に入れるとそれを暴露してその人物の評判をさげたり、恐喝してフックを得ることができます。(フックについては後の講座で解説)

宮廷司祭(領国祭司) 参照する能力値:学識

前述の通り、宮廷司祭は宗教の教義によって自分で任命できる場合と、宗教指導者が宮廷司祭を任命する(自分で任命できない)場合があります。自分で任命できるものの1度任命したら死ぬまで変更できないといったパターンもあります。自分の宗教が宮廷司祭の任命にどういった教義をもっているかは、左下の宗教アイコンマークからいける宗教情報画面の、「聖職者に関する教義」→「聖職者の任命」から確認ができます。

また、宗教の教義が「神権制」の場合は領国祭司(神権制の場合の評議員の呼び方)の評価が非常に重要です。神権制の場合は直轄領の税金・徴募兵と封臣から上納された税金・徴募兵のうち、所領タイプが神殿のものの所領の収入が領国祭司に入るためです。領国祭司の評価が高ければその収入をプレイヤーに納めてくれますが、評価がマイナスだとその収入をまったく納めてくれなくなります。領国祭司の評価が低い場合は懐柔等で評価を高めましょう。

宗教的関係

毎月の信仰点獲得にボーナスを与えます。また、神殿タイプの所領を治めている同じ宗教の領主からの評価も上昇します。

領邦の改宗

伯爵領をプレイヤーの宗教に改宗します。

他領の請求権の捏造

戦争の開戦事由にできる請求権を捏造し、手に入れることができます。戦争を開始する手段は様々ですが、この任務で請求権を手に入れて、戦争を始めるパターンが一番多いと思います。請求権の捏造はどの州でも行えますが、領国に隣接している州の方が早く任務が完了します。また、任務完了時に請求権を手に入れるにはゴールドが必要になります。

有力な封臣

ゲーム中のキャラクター達にとって評議会の役職に就くことは名誉なことです。そのため、評議会の役職に就いているキャラクターのプレイヤーへの評価にはいくらかの値がプラスされます。逆に評議会の役職を交代させられるとプレイヤーへの評価にいくらかの値がマイナスされます。

そして評議会の役職を当然のように期待している存在もいます。それが「有力な封臣」です。「有力な封臣」とは領国内で多くの収入や兵をもっている封臣につくステータスのことです。このステータスを持っている封臣は自身が評議会の役職を持つことを望み、それが叶えられていない状態だとそれだけでプレイヤーへの評価を40マイナスさせます。

この有力な封臣の存在はプレイヤーにジレンマを与えます。有力な封臣は国内で力を持っているため、反乱勢力に加わらないようにプレイヤーへの評価を気にすべき存在です。しかし、その封臣が評議員として有能とは限りません。用意できるポストの有力な封臣の能力が5だったらどうするでしょうか?評議員としての仕事の拙さに目をつぶり、反乱へ加わらないように評議会にいれるか、評議会のポストを有能な人物に任せる代わりに、反乱へのリスクを承知で評価を下げるか、プレイヤーは選択を迫られることになるのです。

まとめ

以上評議会についての解説でした。有力な封臣の問題等難しい選択もありますが、自分なりにベストの組み合わせを見つけ出して、国に貢献してもらいましょう!

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