Crusader Kings 3初心者講座②人物について 能力値編

クルセイダーキングス3の初心者講座第二回は人物についてです。その中でも各人物に設定されている各能力値の説明と特性について説明します。

前提

CK3は国家ではなく、「人」を操作するゲームというのが特徴的です。その分キャラクターの能力値や特性の影響は大きく、重要です。日々起こるランダムイベントでも能力値に応じて成功率が変わる選択肢や、能力値が高い場合のみ出現する有利な選択肢等があったりします。また、自分のプレイスタイルとキャラクターの性格があっていないとストレス(後述)が溜まってしまいジレンマに陥ってしまいます。そのため、適切なライフスタイルを選んだり、後継者を教育して能力値を高めたり好みの特性にすることは非常に重要な戦略なのです。

また、後述の評議会や宮廷職、騎士など能力値の高さによって有利に働く役職も多く、プレイヤー以外の勢力内の人物の能力値も重要です。多くの役職は能力値のどれかを1つだけ参照することが多いので、どれかの能力値が非常に優秀な人物は優秀な役職候補であり、ぜひ確保しておきたい人材ということになります。

能力値

各人物には外交・軍事・管理・策略・学識の計5つの能力値(+武勇)が設定されています。これらの能力値は先天性特性(天才など)、教育特性、性格、配偶者の能力、ライフスタイルのパークの取得具合やフォーカス等で値が決まります。各能力値の値は0~4が悲惨、5~8が貧弱、9~12が平均的、13~16が良好、17以上が優秀と評されます。それでは各能力値がどのような要素に影響を与えるのか見ていきましょう。

外交

影響

・月間威信 -8%~+12%(0~20の値。以下値を示しているものは全て0~20の範囲。ちなみに能力値の最大は100)
・一般的な評価 -8~+12
・外交計画の効果が向上
・正統性の初期値が上昇

解説

外交は言い換えると社交能力のことです。領外の領主の評価だけでなく、封臣、家族、延臣などすべての人物からの評価と彼らに対する外交計画の成功率に影響します。このゲームの負け筋の1つは封臣からのマイナス評価からくる反乱や暗殺なので、彼らの評価に影響する外交能力は非常に重要だと個人的には思います。威信も戦争や重大な決断のコストとなり、よく使うリソースなのでそういう意味でも外交は重要といえます。

軍事

影響

・軍勢の金銭維持費 +8%~-12%
・軍勢の耐久力 -8%~+12%
・徴募兵補充速度 -20%~+30%
・旅の安全性 0~+20
・戦闘で軍を指揮する際の優位性が向上

解説

その人物がどれほど上手く戦争したり、軍勢を率いたりできるかを示す値です。軍勢の指揮官の軍事能力は戦闘の勝敗に影響を与えるので、勢力内に1人は軍事が優れた人材を確保しておきたいところです。指揮官は当主でなくてもいいので勢力内に1人高い人物がいればいいともいえますが、当主の軍事値が軍勢の耐久力というステータスに直接影響を与える点には注意が必要です。また、人材がそろいにくい序盤ではやはり当主の軍事力が高いと便利で、それはハスティンやテムジンなど史実の有名人物ではじめるとよく実感することではあります。

管理

影響

・直轄領の税金 -16%~+24%
・旅の速度 0~20
・直轄領の上限 0~3(デフォルトは6ごと上昇、ゲームルールで変更可能)

解説

管理能力は直轄領(封臣にあげずに自分で管理する所領のこと。税金と徴募兵が封臣にとられずにもらえる男爵領)の管理に関するステータスです。この値が高いほど直轄領から多くの税金を得ることができ、管理できる直轄領が増えます。この値の大事なところはなんといっても税金UPによるゴールドの増加で、ゴールドは使う機会がとても多いリソースなのでこの値が高いに越したことはないですし、一番効果が実感できる能力値であるともいえると思います。直轄領の増加も強力ですが、代替わりの際に管理能力が下がって直轄領があふれてしまうなどが起こりやすいので、直轄領の上限を維持したいのであれば、教育など代替わりの際の工夫が必要になります。

策略

影響

・計画発見確立 -1%~+20%
・敵対的計画の成功率 -1%~+20%
・策略計画の効率が上昇
・他の人物の投獄成功率が向上

解説

策略は暗殺などの敵対的計画の成功率や防御力に影響を与える能力値です。暗殺は継承できそうな称号がある場合など使うときは使う戦略ですが、まったく使わないプレイヤーもいると思うので、この能力値の評価は人によって変わりそうです。計画発見率は暗殺等からの防御として全プレイヤーに有効ですが、計画発見率にしろ暗殺の成功率にしろ評議会の密偵頭でバフができるので、個人的には勢力内に密偵頭用の特化した人物が1人欲しいものの、当主は必ずしも優秀でなくてもよい能力値といった評価です。

学識

影響

・月で獲得する信仰点 0~+2.0/月
・王権を高めるための威信コストを削減
・他の人物が改宗要求を受け入れやすくなる
・文化の志向の進捗に影響(文化指導者の場合)

解説

人物の知恵や学問の能力を表す能力値です。といってもゲームへの影響が大きいのは毎月の信仰点増加です。信仰点は使わないときはまったく使わないのですが、異教徒がまわりにいて、聖戦や併合後の改宗要求をする場合や、パークの能力で信仰点で請求権を買うプレイをする場合は重要になるので、プレイスタイルや土地によって評価が変わりそうな能力値です。ただ、文化の志向(別ゲームでいう技術研究)には長子相続などアンロックが必須級のものが多いので、それを速める学識能力は文化指導者(その文化の伯爵領を一番多く持つ人物)の場合重要かもしれません。

武勇

武勇は純粋に人物の戦闘能力を表す数字です。この数値が高い人物を騎士(後の講座で解説)に加えることで軍の戦闘能力をあげることができます。他にも決闘などでこの能力値が参照されます。

まとめ

以上、第二回は能力値の説明でした。次回は能力値の増減に深く関わる性格や教育特性等を解説したいと思います!

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