Crusader Kings 3初心者講座⑦相続と王朝

クルセイダーキングス3初心者講座第7回は相続と王朝について解説します。

相続とゲームオーバー

CK3では一人のキャラクターとなって操作をするゲームです。しかし、ゲーム内時間が経つにつれて、そのキャラクターは年を取り、老いていき、やがて死を迎えるでしょう。もしかしたら戦争や暗殺など、不慮の事故で早死にすることもあるかもしれません。しかし、CK3ではプレイしていたキャラクターが死亡しても、そのキャラクターに家系の後継者がいれば、その家系の後継者となってプレイを継続することできます。逆にいえばプレイヤーが操作するキャラクターに家系の後継者がいない状況で死亡すると、そこでゲームオーバーとなり、ゲームが終了してしまいます。

家系の後継者

では家系の後継者とは何なのでしょうか?それは死亡したプレイヤーから公爵や伯爵等の称号を継承するキャラクターのことをいいます。死亡するプレイヤーから複数のキャラクターへ称号が相続される場合は、死亡したキャラクターの主要称号を継承するキャラクターが家系の後継者となります。ただし、家系の後継者は死亡するプレイヤーと同じ王朝であることが必須条件となります。家系の後継者になるのは多くが息子、それも長男の場合が多いですが、子供がいない場合は兄弟姉妹になることもありますし、娘や、子供が早死にしていれば孫になる可能性もあります。いずれにせよ、プレイヤーが操作するキャラクター画面の上部右下に表示される「家系の後継者」欄に表示されているキャラクターが、今のプレイヤーが操作するキャラクターが死亡した後にプレイすることになるキャラクターと把握していれば大丈夫です。もしいない場合は急いで結婚して子供を作りましょう!

相続法 ー分割相続のジレンマー

キャラクターが死亡した際、そのキャラクターが持っていたゴールドと称号は後継者に相続されます。そしてその相続されるものの分配方法を決めているのが相続法です。相続法は画面右の領国画面の継承タブから確認ができます。領土の拡大を考えた場合、プレイヤーの称号が家系の後継者にすべて相続されるのが理想ですが、このゲームの多くの領主の最初の相続法は分割相続法です。これは複数の子供に称号を分配する(細かい分配方法は法律によって異なる)方法です。そのため、例えば公爵の称号を2つ持っていて、子供が2人いた場合、公爵の称号が2人に分配されるため、領土が分裂するという事態が起こります。分裂が起こらない場合でも、下位の伯爵領等は分配されるため、直轄領が減り、収入が減ってしまうという事態が起こります。つまり、分割相続法の場合、領土拡大を狙う場合は相続の権利を持つ子供が1人の場合が理想だったりします。ですが、このゲーム、病気・戦争・暗殺等早死にする要因が多々あるため、相続の権利を持つ子供が1人の場合は、その子の早死によって称号の継承が突如多くの人物にバラバラになったり、後継者不在でゲームオーバーになるリスクを背負う必要があるのです。(そもそも相続の後継者を1人にするにはセーブ&ロードや離婚が必要ですが・・・)

領国ボタンから継承タブにいくことで相続法を確認可能。

バラバラになった領土を取り戻すには?

ではバラバラになった領土はどう取り戻せばいいのでしょうか?そこで重要になってくるのが、キャラクターが死亡した際、その子供に死亡したキャラクターが持っていた称号の請求権が付与されるということです。請求権とはその称号の所有権を主張できる権利のことで、征服戦争の開戦事由に使うことができます。つまり、親の死亡後、兄弟同士の戦争で勝利すれば元の領土に復帰できるというわけです。
そしてもう1つの方法として兄弟の暗殺があります。これは兄弟に子供がいなかった場合に有効で、子供がいないキャラクターが死んだ際の称号の継承者はその兄弟であることがほとんどであるためです。その称号が誰に継承されるかを示す継承順位は、その称号の情報欄で確認ができるので、暗殺の前に確認しておきましょう。
このようにCK3の世界で身内同士の争いや陰謀事が起こるのは分割相続法のせいだったりするのです。

称号のアイコンをクリックすることで称号の情報画面にいくことができ、継承順位を確認できる。

すべての領土を1人の子供に相続させるには?

すべての領土を一人の子供に相続させるには長子相続制のアンロックが必要になります。(他に一人に領土集める相続法として末子相続法と最年長者相続法がありますが、割愛します)長子相続制は文化の革新性によってアンロックできます。文化の革新性とは文化ごとの技術の取得具合、他ゲームでいう研究要素のような要素のことです。その文化の伯爵領を一番多く持つ領主(文化指導者)がどの技術を研究するかを選ぶことができますが、技術は時代ごとに分かれており、指定年以降かつ一定数前の時代の技術を研究しないと次の時代には進めないようになっています。その文化の革新性がどの程度進んでいるか等は、ゲーム左下の蝋燭マークからいける文化情報画面の革新性タブから確認できます。長子相続制は1200年に解禁される中世後期の「長子相続」の研究で解禁されます。

王朝と家

続いて家系の後継者の条件にも関係がある王朝について説明します。王朝とは1つの創立家を共有する子孫の集合体を意味します。要は先祖を共有する親戚みたいなものですね。そしてその子孫たちが興したのが家です。現代社会の佐藤家・斎藤家といった感じのものですね。ちょっと言葉にすると難しいですが、ゲーム内ではキャラクター画面から家の紋章をクリックすることで、家の情報画面に行くことができ、そこで所属する王朝や家と王朝の存命メンバー、一族図を確認できます。

家長と王朝の当主

家と王朝にはそれぞれリーダーである家長と王朝の当主が存在します。

家長は私生児を認知したり、家の構成員を戦争へ動員したり、改宗を要求できたりします。また、家長になってからその家に生まれた人物に対して弱いフック(フックについては別項で説明)を獲得できます。加えて家の構成員の数に応じて威信を獲得できます。

王朝の当主にはその王朝で最も強力な家長が就きます。王朝の当主は後述の名誉を使って王朝の一員であるキャラクターに対し、相続権の剥奪・回復、そのキャラクターが保有する称号に対する請求、王朝の構成員同士の戦争の中止等の介入を行えます。そして後述の王朝の遺産の選択を行えます。

名誉

名誉とは王朝版威信のようなステータスです。ゲーム画面右上、信仰点の横に表示されています。名誉は毎月獲得でき、王朝で生存しているメンバーの数が多いほど獲得数が増加します。そしてその王朝の主君に仕えていない統治者がいるとその数や格に応じても獲得数が増加します。つまり、自身に仕えている公爵からは同じ王朝でも名誉は生成されないものの、外国の公爵からは名誉が生成されるということです。これにより、複数の異なる領国に分散している王朝ほど名誉は稼ぎやすいということになります。

この名誉は前述の相続権の剥奪・回復、称号に対する請求等の王朝の当主特有の介入行動や後述の王朝の遺産のアンロックに使用します。また、威信や信仰点のように通算の獲得量で王朝の栄光レベルが上昇します。栄光レベルによってキャラクターが誕生した際に持っている威信の量や、他王朝との結婚のしやすさが変わります。

王朝の遺産

王朝の遺産は名誉でアンロックできる、その王朝のキャラクター全員に付与できるバフのことです。遺産には「戦争」「血統」「学識」等のツリーがあり、各ツリーには5個のアンロック可能なバフがあります。このバフは左から順にアンロックが可能になっていきますが、後半のバフになればなるほど必要な名誉も増加します。ツリーの後半にいけばいくほど強力なバフが手に入るので1つのツリーに集中してアンロックする取り方が強力ですが、いくつかのツリーの遺産を組み合わせてアンロックすることも可能です。また、特定のDLCの導入によって選択可能なツリーが増加します。

王朝についてのポイント

王朝は言葉での説明が難しいのですが、プレイする上では
・王朝の生存人数が多いほど名誉の獲得数が増える→子供が多い方が名誉獲得につながる
・名誉を貯めることで王朝の遺産をアンロックできる
ということがわかっていればOKだと思います!

まとめ

以上、相続と王朝についてでした。相続と王朝について理解して王朝の繁栄につなげましょう!

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