EU4 初心者講座① ゲームの始め方 基本操作 画面説明

EU4は1444年から最大1821年まで、その頃に存在した勢力を操作し繁栄へと導くゲームです。今回からそんなEU4をこれから始める方に向けて、プレイする上で必要な情報を紹介していきたいと思います。
第1回はゲームの始め方、基本操作といったゲームの動かし方を紹介します。

ゲームの始め方

ランチャーの起動

EU4を起動する下記画像のようにランチャーが起動します。ここではDLCとModのオンオフを設定できます。本初心者講座ではModに関しては日本語化Modのみを導入した環境でプレイします。日本語化Modの導入方法についてはこちらのサイトをご覧ください。DLCとModの設定に問題なければ、プレイボタンからEU4を起動しましょう。再開ボタンからメインメニューに遷移せずに直接最新セーブのゲーム画面へ飛ぶこともできます。

DLCについて

EU4の発売日は2013年で、発売から実に10年以上が経過しました。その間、様々なDLCが発売されゲームが拡張されてきました。そのため、EU4プレイヤーにとって定番の要素が実はDLC導入時限定の要素だったということもあります。本初心者講座ではDLC限定の要素はできるだけ注釈をつけて紹介しますが、抜けが生じる可能性もあることをご了承ください。

また、現在は月額課金をすることで全DLCが利用可能になるサブスクサービスがあります。今から始める方が全DLCを揃えるのは現実的ではないので、こちらのサブスクサービスをおすすめします。

▼サブスク購入リンク(1か月契約 1070円/月、3か月契約 663.33円/月、6か月契約 468.83円/月)
https://store.steampowered.com/app/1896050/Europa_Universalis_IV__Expansion_Subscription/

プレイ勢力の選択

ゲームのプレイを新規で開始するには、まずメインメニューから「シングルプレイヤー」をクリックします。するとプレイする国を選ぶ地図の画面に遷移します。ここでプレイ国家を選ぶわけですが、表示される地図で色がついている勢力はすべて自分でプレイすることが可能です!ですが最初の内は有名なある程度国力のある国家から始めることをおすすめします。最初の国家としてのおすすめはオスマンで、周りが中小国なので序盤に戦争の練習がしやすい、程よい距離に大国があり、慣れたころに大規模な戦争を体験できる、序盤に固有のバッドイベントがないといった点がおすすめポイントとしてあげられます。
また、デフォルトの開始年月日はこのゲームでプレイできる一番昔の日付(1444年11月11日)になっていますが、左上から開始年月日を調整したり、歴史的な事件が起こるタイミングからプレイを開始することもできます。ただ、バランスの関係上デフォルトの日付で始めることをおすすめします。(といのも筆者がデフォルト以外でプレイしたことがないので他の時代は何とも言えません。。デフォルト以外はバランスが悪いというのは筆者の実体験ではなく噂程度なのでプレイに慣れてきたら試してみてもいいかもしれません。)

難易度・プレイモード・オートセーブについて

続いて知っていないとわかりにくいのですが、国家選択画面の左下、オプションからゲームの難易度を調整できます。難易度は5段階でやさしめの難易度を選ぶと自国に様々なバフが、難しめの難易度を選ぶとAI国家にバフがつきます。やさしめの難易度を選べばバフの影響で各種リソースや反乱軍の管理が楽になるので、初めのうちは難易度を下げることもおすすめします。ただ、リソースや反乱軍の管理もEU4の醍醐味の一つなので慣れてきたら普通の難易度に挑戦することをおすすめします。

また、国家を選択して開始ボタンを押すとゲームモードの選択画面になると思います。EU4のゲーム(というかパラド社のゲーム)には通常のノーマルモードの他に鉄人モードなるものがあります。これは平たくいえば過去にさかのぼってのロードが不可のモードで、steam等の実績解除にはこの鉄人モードでのプレイが必要になります。
 ただ慣れないうちはプレイミスをする場合もあり、やり直したいと思うことも多いと思いますのでいきなり鉄人モードでのプレイはおすすめしません。実績解除を目標にできるくらいに慣れたタイミングで実績取得を目指したい場合に鉄人モードをプレイしましょう。それ以外の場合は精神衛生を考えてもノーマルモードでのプレイをおすすめします。

ただ、やり直したいと思ってもやり直したい位置のセーブデータがないと意味がありません。そこで、「ゲームのオプション」からオートセーブについても設定しておくことをおすすめします。オートセーブの間隔も選ぶことができます。筆者のおすすめは半年です。オートセーブは3つまで保存され、オートセーブの間隔が半年であれば1年半まで戻ることができます。1年半あれば状況を変えられることがほとんどであるためです。

プレイ目標について

プレイ国家を選んで、各オプションを調整してプレイモードを選んだらいよいよプレイ開始です!
ただ、プレイを開始する際に考えておいてほしいことがあります。それがそのプレイでの目標を設定することです。
EU4は最大400年近くプレイできるゲームですが、ゲームをフルでプレイしようとするとリアル時間を何時間もかける必要があります。その時間を何の目標も立てずにゲームをプレイするとダレてしまいがちです。そこで全ゲーム最後までプレイしようとするのではなく、そのゲームで達成したいことを設定し、その目標を達成し満足したらゲーム途中の年月日でも辞めて次の国家に挑戦してみる、このようなプレイスタイルでのプレイを筆者はおすすめします。

目標はなんでも良いのですが設定しやすいものでいうと、ゲーム画面左上の国旗右下の青いマークのボタンで確認できる列強ランキングで1位になる、形成条件を満たしてドイツやイタリアなど開始時に存在していない国家を形成する、そして個人的に1番のおすすめはミッションツリーの完遂を目指すということです。

ミッションについて

ミッションは各国家が目指すといいよと示された目標のようなもので、各国家のミッションはゲーム画面の左上の国旗をクリックし、緑色の旗のマークのタブを開くことで確認ができます。ミッションはツリー形式になっており、前提ミッションをクリアしていくことでどんどんツリーの奥のミッションが解禁される形式になっています。色がついているミッションがすぐに達成できるミッションで、灰色になっているミッションが前提ミッションが完了しておらず、すぐには達成できないミッションになります。ミッションの達成条件は「〇〇州を領有(征服)する」「○○地域のすべての州を領有(征服)する」といった征服系のものや「月間収入を○○以上にする」「○○の建造物を〇個建設する」といった内政系のものなど多種多様です。達成条件はミッションの左上の?マークをマウスオーバーすることで確認することができます。また、ミッションを達成すると報酬ももらうことができ、報酬はミッションの右上のメダルマークをマウスオーバーすることで確認ができます。ミッションを達成した際はミッションが光り輝くのでそれをクリックして報酬をもらう形になります。(つまり任意のタイミングで報酬をもらうことができます)

こういったミッションは小国では汎用的なミッションのツリーになりますが、多くの国家でその国家独自のミッションツリーが用意されており、その国家でのプレイの指針にすることができます。ミッションは史実での出来事をもとにしている、または史実では実現できなかったが目標としていたであろう(と運営が考えた)事柄をもとにしているものが多く、ミッションのフレーバーテキストを読んでいるだけでも筆者は楽しかったりします(笑)
そういったミッションを達成していき、ミッションをすべて完了する、またはミッションで提示された地域をすべて征服するといった目標を立てることも筆者のおすすめのプレイ方法になります。

※その国の独自ミッションをフルでプレイしたい場合は該当のDLCが必要な場合が多いですのでご注意ください。

基本操作・基本内容

次はいよいよゲームを開始した後、各種基本操作を解説します。

カメラの動かし方

カメラの操作方法は上下左右の端にマウスカーソルを持っていく、キーボードの矢印キー、マウスホイール押しながらドラックの3種類があります。また、画面右下のミニマップをクリックするとその場所に移動します。拡大縮小はマウスホイールか、画面右下端の+-ボタンで行うことができます。

時間の進め方

ゲーム内の時間は右上端のポーズボタン、再生ボタンで動かすことができますが、画面の端なのでショートカットキーのスペースキーで操作することをおすすめします。また、ほとんどの指示を一時停止中に行うことができるので慌てず一時停止して操作しましょう。ゲーム内時間を進める速さは5段階から選ぶことができ、ポーズボタンそばの+-ボタンか、+キー、-キーで速さを調整することができます。平時は速度を上げてゲームテンポを良くし、戦争中等は3速くらいにしてすぐに止められるようにする運用方法がおすすめです。

セーブとロードについて

セーブとロードはESCボタンでメニューを開けるのでそこから行う形になります。画面右下の横線3つのボタンからもメニューを開けます。

州について

EU4のマップの陸地は州という単位で区切られています。州は英語でprovinceなのでプロビと呼ばれたりもします。この州を1州でも領有している勢力が国家(時代の都合上国家といえない勢力もありますが)として外交を行うことができます。ユニットの移動や戦争での割譲も州単位で行われます。

ユニットについて

ユニットとはマップ上の陸軍や海軍のことを指します。マップ上、陸地の上で自国の旗の右横に数字が書かれているものが自国の陸軍で、海上で国旗の左横に数字が書かれているのが海軍です。数字は軍隊の規模を表し、例えば陸軍の15kは15000人の規模の陸軍を表し、10と書かれた海軍は10隻の船で構成されていることを表します。

陸軍は最大1000人で構成された連隊が統合されて1ユニット(部隊)となっています。つまり戦後等で兵が減っている場合でなければ15kのユニットは1000人×15の15連隊で構成されているということになります。この連隊の構成を変えて7k(7連隊)と8k(8連隊)の2部隊に分けたりもできますし、他に部隊がいれば他の部隊と統合して1部隊の人数を増やすこともできます。

ユニットの動かし方

陸軍や海軍といったユニットの移動はそのユニットをクリックまたはドラックで選択し、移動したい州を右クリックすることで行うことができます。シフトキーを押しながら行うことで経由州も細かく設定することができます。

陸軍の海上輸送

陸軍を海上輸送するためには海軍のユニットの1種である輸送船が1連隊につき1隻必要になります。輸送船が足りない場合は何往復かすることになります。海上輸送する方法の1つは通常と同じように移動したい州を右クリックして、でてきたウィンドウにOKを押す方法です。もう一つは、陸軍を輸送船が停泊する州に移動させ、陸軍を選択した際にでるウィンドウの「乗船」ボタンを押し、その後海軍を移動したい州の近くの海域に移動させ、海軍ウィンドウの右上に表示される「輸送船」をクリックして陸軍を選択し直し、移動したい州に右クリックという流れで移動させる方法があります。

ユニットのあれこれ

・ユニットの数字の下に出っ張りのようなマークが出ている場合はその州に複数部隊がいるよということを表しています。左クリックで選択の切り替えが可能です。

・左クリック長押しのドラックをすることで部隊を範囲指定で複数選択することが可能です。複数部隊を同じ州に向かわせたい場合等に便利です。

・同じ州にいる複数部隊を範囲選択で複数選択し、「統合」ボタンを押すことで複数部隊を1つの部隊にまとめることができます。新しく兵を雇用した際に、既存の部隊への合流させたい場合等に使用します。

・1つの部隊は部隊の情報ウィンドウのボタンから好きに分割させることができます。「二分割」ボタンを使えば文字通り2分割にでき、「ユニットの新規作成」ボタンを使えば部隊を好きな割合で2部隊に分けることができます。

・指揮官欄の横のドクロマークでユニットを削除させることもできます。しかし、人的資源(後の講座で解説)や雇用時のお金は返ってこないので注意しましょう。

内政と外交のやり方

EU4の内政をやる際にクリックする候補は大きく4つあります。1つはゲーム画面の左上の国旗(紋章、画像①)をクリックする方法(ショートカットF1キー)です。ここをクリックし、上に並んでいるマークをクリックすることで、政府タブ、外交タブ、技術タブ等タブを切り替えることができ、各種内政を行う画面に行くことができます。

2つ目は1つめの国旗(紋章)の左下、赤い裏地に剣と金槌が交差したマークのボタン(画像②)です。これは生産インターフェースと呼ばれるボタンで、こちらも右側に並んでいるマークからタブ切り替えを行うことができます。陸軍海軍を増やしたいときや建造物を建てる時等に使います。

3つめは州を左クリックすることです。州を左クリックすることで州の情報が表示されるウィンドウがでてきますが、ここからその州に対する内政をほとんど行うことができます。

4つめは画面の左上、国名の下に表示される通知(画像④)をクリックする方法です。通知は今したほうがいいこと、または今できること、今気にかけておいた方がいいこと等を教えてくれます。通知の色は赤>黄>緑の順に重要度が高いです。マウスオーバーでおおよその内容を知ることができ、クリックで関連するアクションができる画面へ遷移してくれます。通知を右クリックで通知を消去させることもできます。また、他国からの外交アクションもこの通知欄に表示されます。

他国への外交を行いたい場合は行いたい国の領土を右クリックです。これで相手国に外交アクションを行うことができるウィンドウがでてくるはずです。

便利機能

マップについて

EU4には何種類かのマップが用意されており、右下のボタンから切り替えが可能です。右の4つの青色背景のボタンから各種地図に表示を切り替えられますが、左の10個の枠によく使う地図を登録して1クリックで表示切替をできるようにすると便利です。やり方は空いている枠を左クリックか埋まっている枠を右クリックして「別のMAPモードを追加」をクリック、登録したい地図を選択で地図のショートカットを追加できます。

登録するマップのおすすめは基本の「政治」、統治の状況が視覚的に見える「宗教」や「文化」、「不穏度」、「自治率」、交易ノードの確認に必須な「交易」、各国の外交状況や請求権のある州がわかる「外交」、包囲網(後の頁で解説)の危険度がわかる「包囲網」あたりでしょうか。

ポップアップメッセージについて

ゲームの時間を進めると他国の同盟やイベントを知らせるポップアップメッセージがでてきます。適宜内容を確認しましょう。OKボタンで消す操作はEnterキーでも行うこともできます。また、ポップアップメッセージが多すぎると感じたり、逆に特定の国のことやイベントについては絶対に通知を受け取りたいといった場合はメッセージの設定とフィルタ設定から自由にカスタマイズが可能です。メッセージの設定はセーブやロードを行うメニューから開くことが可能で、どういった出来事を通知するかを設定できます。フィルタ設定はポップアップメッセージが蓄積されていく画面右のウィンドウの一番右のボタンから開くことができ、どの国のメッセージを受け取るかを設定できます。

台帳について

台帳はゲーム画面右下のボタンから開くことができる機能です。ここでは現在発見している全ての国の様々な情報を閲覧することができます。各項目をクリックすることでソートをすることも可能です。筆者はここで戦争予定相手の軍量や軍質を確認したりしています。

まとめ

以上、第1回はゲームの始め方と基本操作について説明しました!第2回からは本格的にゲーム内要素について説明していきますのでお楽しみに!

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