Suzerain 攻略 政治予算の使い道一覧-計画的な予算運用のお供に-

Suzerainをプレイする上で困ることになるのが政治予算の使い方です。このゲームは政策の一覧から自由に実行するものを選んでいくタイプではなく、ターンごとのイベントや法案の提出に署名する形で国を動かすゲームなので、何も情報がないと先を見据えた予算運用がしにくいです。そこでターンごとに政治予算を使うイベントをまとめましたのでぜひご活用ください。

なるべく正確な情報提供に努めていますが、このゲームは分岐が多いゲームなので、100%すべて検証した確実な情報をお伝えすることが難しいです。例えばここにないイベントが発生したり、プレイスタイルによってここに掲載されているイベントが発生しない場合等があると思います。あらかじめご了承ください。

政治予算使い方の目安

ゲームを始めた際の初期政治予算は日本語対応最新verで「7」です。(英語最新verは「8」)この政治予算は0になると使えなくなるわけではなく、値がマイナスになりながら使い続けることができます。しかし、このマイナスは国の債務が増えていることを示しており、無尽蔵に予算を使い続けるとゲーム終盤に「債務危機」状態と判定され、経済に悪影響がでてしまいます。この債務危機の判定はターン9の序盤に行われ、許容されるマイナス量はその時点での経済の状況によって違いますが、どんなに経済が良くても-7以下だと債務危機になってしまうようです。そのため、予算は判定時に-6を下回らないようにすると良いでしょう。(経済状態が悪いと-6でも債務危機になるようなので経済回復は最優先に!)
 もう1つ、政治予算関連のイベントとして「世界貿易戦争」と「ブラックチューズデイ」イベントがあります。これはターン4の「教育改革の提案に関する説明会」後に行われる政府予算の判定でトリガーされるイベントで、教育改革の説明会後、政府予算が-8以下のときに「世界貿易戦争」が、+6以上のときに「ブラックチューズデイ」がトリガーされます。こちら2つも経済に悪影響を与えるイベントなので、序盤はこの2つのイベントに注意しながら予算をやりくりするとよいでしょう。

Turn1

メガインフラへの投資 政府予算-1

経済省が、長期的な経済不況の回復につながる大胆なメガインフラプロジェクトを提案してくれます。まず初めに「メガインフラへの投資」で計画に投資するか却下するかを選びます。ここで計画に投資を選択すると政府予算が-1されます。また、ここで計画を却下するとターン6で発生する2つめのメガプロジェクトの金額が割引されます。
 

その後、計画に投資した場合は直後に「インフラプロジェクトの検討」が発生します。ここで2つの施策のうちどちらを実行するかを決定します。2つの施策の決定時に政治予算は消費しませんが、Turn2で発生するインフラプロジェクトの建設会社決定時に追加で予算が発生する可能性があります。

H-3ハイウェイプロジェクト

ソードランドの北西部、ラハベンーレンクルグーアーボリーをつなぐハイウェイを整備する施策です。アグノリアに隣接するアグンランド地域の地域住民からも不満の声があがっているひどい道路網を改善することを目的とした施策で、隣国のアグノリアとの良好な関係にもつながるといいます。内務大臣で保守派のリリース・グラフが推しており、人々の不満を解消する施策ですが、経済大臣によれば経済効果は鉄道より小さいと評されています。

L-1高速鉄道プロジェクト

ソードランドの経済の中心都市であるホルソードとラハベンを結ぶ旧L-1鉄道を高速鉄道にアップグレードさせるという施策です。ビジネスマンはこの鉄道の遅さに不満を抱いており、首都ホルソードの物流問題の原因にもなっています。経路はホルソードーアンリカーゲルソードーラハベンです。経済大臣シモン・ホールが推す政策であり、L-1を結ぶことで新しく結ばれた都市や、その間にある地方部の経済を大きく活性化し、ソードランドの主要港であるラハベンの港から降ろされた物資を手早く輸送できるようになるといいます。一方で、すでに豊かな都市に投資するのではなく、貧しい地域に目を向けるべきといった意見もあります。

Turn2

経済的救済策 政府予算-2

シモン・ホール経済大臣が国家経済評議会と中央議会の協力を得て、経済的苦境を緩和するための国全体の救済策を打ち出してくれました。困窮している人々に給付金を支給するか、深刻な財政困難に陥っている企業を救済するか、救済策を実行しないかを選ぶことができます。

困窮している人々に景気刺激給付金を支給する

財政難の企業を救済

計画を実行しない

インフラプロジェクトの建設会社決定 政府予算-0~-2

ターン1で決定したインフラプロジェクトの建設会社を決定します。各会社によって消費する政府予算が異なります。

ソードランド国営会社(SSC) 政府予算 計画経済の場合-1 市場経済の場合-2
国営会社。計画経済を選択していた場合は政策に一貫性。会議では建設方式は古くなっているが経験を積んだ何千人もの従業員を雇用しているという評価。

アンダーホール建設 政府予算-2
不動産・建設業界の大手。市場経済を選択していた場合は政策に一貫性。成功したプロジェクトで建設業界をリードしているが、過去の契約では国の労働基準以下で労働者を扱った。

タウルス・ホールディングス 政府予算-なし
新しい持ち株会社。市場経済を選択にしていた場合は政策に一貫性。革新的な建設方法を採用し、建設コストと価格を削減しているが大規模なプロジェクトを施行した経験はない。

SSCとタウルス・ホールディングスを選んだ場合、工事の遅延が発生します。この遅延についてどう対処するかの会議がターン4に開催され、SSCの場合は1の追加予算を与えることで、タウルス・ホールディングの場合は1の追加予算と労働者の権利法(政治予算-1)の署名で納期に間に合わせることができます。これらの処置をしなかった場合は、納期が遅れ、本来ターン6に完成するものがターン8に完成がずれこみます。

観光・文化保護法 政府予算-1

外務貿易大臣のデイビッド・ウィスンが提出した、観光産業と文化の保存を後押しする政策です。ソードランドの観光都市の文化・観光の育成、ランドマークの修復やインフラの整備、観光資源の保護と開発等といった施策ををもりこん政策です。

Turn3

ガソム社への投資 政府予算-1~-2

前ソードランド大統領で現在はガソム社の会長を務めるアルフォンソと会談をし、ガソム社に投資するかを決定します。ガソム社は民間のエネルギー会社大手で天然ガスの採掘と複雑な機械のエンジニアリング等を行っている会社です。同社は未開発の天然ガス資源が多く存在するナルギス地域のナルベルで主要事業を拡大し、ソードランド最大の水力発電所であるソルダムプロジェクトにも唯一民営虚業で参加するなどしました。1940年代半ばまで急成長を遂げましたが、現在は低迷し、低下する生産能力を高めるために投資を求めています。アルフォンソによれば現在リソースの限界によっていくつかの油田が半分しか稼働していなかったり、手つかずの新油田も2つあるため、適切な投資額があれば収益性を確保できるといいます。アルフォンソの予測ではガソム社は3年以内にソードランドのガス需要の80%をカバーできるようになり、投資額の4倍の利益を達成できると主張しています。
 またレスピアの南に位置するリジアもこの投資に興味をもっており、彼らと共同出資することで投資リスクを減らすことができます。一方でリジアは北の脅威であるランバーグの友好国であり、国にとって重要なエネルギー産業の大手会社の経営権を他国と共有するリスクを考慮する必要もあります。

1.ソードランドによる単独投資(株式の30%) 政府予算-2

2.リジアと共同出資(株式の15%) 政府予算-1

3.投資しない(リジアが単独で出資する)

グルニ再生・環境保護経済育成法 政府予算-1

グルニの産業に対して、より持続可能なアプローチを奨励するために起草された法案です。産業汚染と廃棄物処理に対して厳しい規制を課し、従わない企業に罰金を科します。反対に環境への影響を大幅に削減した企業に対し、税制上の優遇措置を提供します。

ソードランド政府の予算配分 各-3~+2 ×4

ソードランド政府の保健、法執行、教育、軍事の各部門に予算を配分します。予算を増やすと政策オプションが増え、改革を実行することができますが、各部門の予算増額に政府予算が-3かかります。しかし、現状維持では各部門を改善していくことは難しいのが悩みどころです。逆に各部門の予算を減少させることで各+2の予算を得ることができますが、それによる悪影響を考慮する必要があります。

Turn4

労働者権利法 政府予算-1

労働者の権利を守るための法案です。最低賃金、労働時間の上限、2倍の時間外手当、労働災害保護、移民や不法就労者の保護などが含まれています。

暴徒鎮圧装備の購入 政府予算-1(法秩序予算を削減した場合のみ)

直前の予算会議で法秩序予算を削減した場合のみ発生を確認しています。最近の暴力的な抗議活動に対して、国内の安定性を確保するのに必要な車両や防具、その他の不足している群衆鎮圧装備の購入を内務省が要請しています。

暴動鎮圧用装備の購入 政府予算-1

購入しない

地域への投資の判断 政府予算-2

ガス・マンガー農業・地方開発大臣とシモン・ホール経済大臣が提案する地域活性化政策です。自治体の予算を増やし、多額のビジネス助成金を提供し、流動性に問題のある企業に安価なローンを提供するという、大規模な地域投資パッケージになります。

ベルジア

ローレン

アグンランド

投資をしない

税制改正 政府予算-3~+3

大企業、中小企業の税率をそれぞれ調整できます。それぞれ増税、現状維持、減税を選ぶことができ、大企業の増税で政府予算+2、減税で-2、中小企業の増税で政府予算+1,減税で-1の予算変動があります。

メガインフラプロジェクトの建設遅延問題 政府予算0~-1

メガインフラプロジェクトの建設会社にSSCかタウルス・ホールディングを選択していると、このタイミングで完成の遅延に関する会議が開催されます。SSCの場合は1の追加予算を与えることで、タウルス・ホールディングの場合は1の追加予算と労働者の権利法(政治予算-1)の署名で納期に間に合わせることができます。これらの処置をしなかった場合は、納期が遅れ、本来ターン6に完成するものがターン8に完成がずれこみます。

教育の民営化判断 政府予算0~+1

教育の民営化を進め、民間企業が教育機関を買収または開設することで、教育部門に参入することを可能にするかの判断を行います。民営化により、追加的な資金と投資を呼び込むことができ、政府予算が+1されることに加え、実行できる教育に関する施策も追加で1つ増えますが、教育大臣のシアラ・ワルダなど反対する者もいることに留意が必要です。また、ここの教育の民営化についての予算変動を最終として、「世界貿易戦争」と「ブラックチューズデイ」がは発生するかが判定されます。

民営化する

国がすべて管理する

グルニ開発投資 政府予算-1~-2

ガス・マンガー地方開発相が提案したグルニ地域の開発を目的とした投資プロジェクトです。この計画は、資金を適切に配分することによって、農業コミュニティを活性化し、食料安全保障を強化し、グルニの地域経済を向上させることを想定しています。新規農場への投資、既存農場の機械化、新規作物研究の開始のいずれかに投資する選択肢が与えられています。

新規農場への補助金 政府予算-2

既存農場の機械化 政府予算-1

新規作物研究の開始 政府予算–1

資金を提供しない

Turn5

超大国の貿易戦争 政府予算-1(チェックポイントで政府予算-8以下の場合のみ)

2つの超大国コンタナ連邦とアルカシアの海戦により、貿易が混乱し、世界的に経済的悪影響が広がるバッドイベントです。前述のとおり、ターン4の教育会議後の政府予算チェックで-7以上であればこのイベントを回避することができます。

ブラックチューズデイ 政府予算-4(チェックポイントで政府予算が+6以上の場合のみ)

ソードランドの通貨供給量が3倍になったことで深刻な通貨暴落が発生、ハイパーインフレが進行し経済に悪影響がでてしまうイベントです。前述のとおり、教育会議後のチェックポイントで政府予算を+5以下にすると回避できるので、あらかじめ経済政策や各種予算に資金を使っておきましょう。

超大国からの援助 政府予算+2

コンタナ連邦、アルカシアといった超大国からの援助の申し出があります。援助を申しでてくる超大国は公約で西と東どちらに近づくか、または中立を選択したかで変わります。東のコンタナ連邦の場合、コンリアット海軍基地への停泊特権とソードランド領海における艦艇の通行権を、西のアルカシアの場合、ソードランド領空の上空通過権とエロリーにある空軍基地の使用を見返りに政府予算+2の援助をしてくれます。中立を選んだ場合は双方から援助の申し出がありますが、援助を受けられる国はどちらか1つです。

コンタナ連邦(アルカシア)の援助を受け入れる 政府予算+2

拒否する

ランバーグとの国境に要塞を構築 政府予算-1(軍事予算を削減した場合のみ)

軍事予算を削減した場合のみ起こるイベントです。北方のランバーグ対策に要塞を構築するための追加資金を要求しています。

要塞の構築 政府予算-1

建設しない

アグノリアとの貿易協議 政府予算0~-1

ソードランドと北東で隣接する国、アグノリアとの貿易協議が行われます。アグノリアは近隣で最も民主的な制度をもっており、ソードランドとは昔同盟関係にあった友好国ですが、現在は経済の停滞に陥っています。この経済危機により、アグノリアからアグンランドへ移民した人々もたくさんおり、アグンランド地域と密接な関係をもちます。
彼らとは彼らから市場価格より安価な価格で鉄鋼を輸入する契約を締結していますが、アグノリアは今回の協議でこの鉄鋼価格の上昇とソードランドの農業市場への特権的なアクセスを要求し、その見返りにソードランドへのキャッシュフローと投資、ランバーグへ対抗するための軍事同盟締結の可能性を提示しています。アグノリアの要求を受け入れると鉄鋼価格が上昇するため、政府予算を-1して貿易協定を結ぶことになります。交渉では農業市場への特権的アクセスについては交渉できませんが、鉄鋼価格を維持するよう要望することはでき、そうするとアグノリアはヘルジランド島の領有権をソードランドに認めるよう要求してきます。ヘルジランド島はアグノリアとヴァルグスランドで領有権を争っている島で、現在はアグノリアが支配している島です。この要求を受けると政府予算を消費せずにアグノリアと貿易協定を結ぶことが可能です。(-1の貿易協定でもヘルジランド島の領有権について要求してきますが、断っても貿易協定が破棄されることはありません。)
軍事同盟については貿易協定の締結後の会話で同盟を結ぶか結ばないかを選ぶことができます。ランバーグに対抗するための同盟ですが、この軍事同盟を結んだり、前述のヘルジランド島の領有権を認めたりすると、ヴァルグスランドとの関係が決定的に悪化し、貿易交渉が行えなくなってしまうことに注意が必要です。

ヴェーレンとの貿易協議 0~+2(時間差)

ヴェーレンはソードランドと西で国境を接する国です。大統領や閣僚たちは外交会議の中でヴェーレンを「混乱している」「無秩序な国」「壊れた国」と評しています。これは歴史上、主人公の兵役時代に起きたヴェーレン内戦が、コンタナ連邦とアルカシアの代理戦争となって混乱状態になったこと、この戦争から逃れるための難民が大量にソードランドに押し寄せたことで、ソードランドの安全保障と経済が危機的状態になったこと、そして現在、東メルコパで最も経済力が弱く、政治的自由がなく、市民権が弱い国であるということからの評と思われます。現在のヴェーレン大統領はコンタナ連邦との関係を強め、移民を排斥する孤立主義をとっています。そんなヴェーレンとの貿易は多くの閣僚が反対しますが、副大統領ペトルは経済的に未発達な地域のため容易に市場に参入でき、多くの製品を販売できると賛成しています。
そのヴェーレンの要求はブルド自由戦線(BFF)に対する共同の軍事作戦です。その見返りに無関税協定、共同投資プロジェクト、石油を提示しています。ブルド自由戦線とはベルジア地域に多く住む少数民族のブルド人による軍事的・政治的組織で、ブルドの独立を望んでソードランド政府と対立してきた組織です。そんなブルド自由戦線に北の大国ランバーグが武器を送っているという状況が明らかになり、ヴェーレン大統領はブルド自由戦線の掃討を主張しています。この提案を拒否するとヴェーレン大統領は国境の警備を強化し、ヴェーレンからのブルド系外国人の入国停止という譲歩案を提案してきます。
ヴェーレンと貿易協定を結ぶと時間差(Turn6序盤に付与、それまで予算の影響があるのはアグノリアとの貿易協議のみ)で政府予算+2の恩恵が得られますが、レスピアとの貿易協議で良い条件を引き出すことができなくなる点に注意してください。

Turn6

2つ目のメガプロジェクト 政府予算-2

経済省が経済回復のために考案したメガプロジェクト第2弾です。1弾に続きインフラを改善するもの2つと、生産量を改善するプロジェクト2つの計4つのプロジェクトが提案されています。ターン後半にある建設会社の決定の際に追加で政府予算がマイナスされる可能性があります。

ベンフィ国際空港

インフラを改善するプロジェクト。急速なペースで成長しているベンフィに国際空港をつくり、世界への接続をつくることで観光客を呼び込むことができます。

コンリアット工業地帯

生産量を改善するプロジェクト。発展途上のコンリアットに投資することでホルソード地域の製造業を大幅に増加させる可能性を秘めています。

モルナ港

インフラを改善するプロジェクト。海軍本部があり、拡張が防がれている小さいコンリアット港に代わり、モルナに港をつくることで首都ホルソードへの物流が改善し、貿易を促進させることができます。

サルナ農業地帯

生産量を改善するプロジェクト。不況で大きな打撃をうけたサルナの農業に投資することで貧しい地域を救うことができ、農業生産高が上昇することで経済を押し上げることができます。

投資をしない

エネルギーインフレの危機 政府予算-1(エネルギー保護法が49%以外の場合)

エネルギー価格が急騰し、深刻なエネルギーインフレの危機に陥ることによって、投機的な投資、海外からの直接投資の減少を引き起こし、経済低迷を招いてしまうというバッドイベントです。エネルギー保護法が10%、20%、廃止時に発生を確認しました。

中央銀行強化法 政府予算-1

ソードランド中央銀行総裁エディス・アグノックと議会が主導する中央銀行強化法は、ソードランドの国家通貨の強度と安定性を強化し、経済全体を強化することを目的としています。ソードランドの通貨価値をコントロールするための外貨準備の積み立て、慎重な財政政策の採用、国際通貨需要を高めるための輸出価値の高い産業に対する法的・情報的支援の強化が含まれます。

医療の民営化 政府予算0~+1

医療の民営化は民間投資家が病院を建設または買収することを可能にし、それによって医療インフラを拡大し、医療サービスの利用可能性を高める目的で行われます。また、医療の民営化を進めることで政府予算が+1されることに加え、医療に関する施策をもう一つ追加で実行できるようになります。一方で無料だったものを民営化することで価格の上昇を心配する声や、医療のような重大なサービスは国家の管理下に置かれなければならないといった意見もあります。

民営化する

国の管理下におく

2つめのメガプロジェクト建設会社の決定 政府予算0~-2

ソードランド国営会社(SSC) 政府予算-2 1つ目のプロジェクトをスキップ&計画経済→政府予算-0 1つ目のプロジェクトをスキップ&市場経済→政府予算–1

アンダーホール建設 政府予算-2 1つ目のプロジェクトをスキップ→政府予算-1

タウルス・ホールディング 政府予算-2 1つ目のプロジェクトをスキップ→政府予算-1or無料

ガソム社の株の処遇決定 政府予算 ±0~+6

Turn3で購入したガソム社の株を売却するか将来の利益を見込んで保持するかの選択ができます。ここで売却を決断した場合はこのターンの終わりの「ガソム社の売却結果」で収益を受け取ることができ、政府予算を増やすことができます。(それまでに政府予算が関係する判断はありません)
また、ここで「株式の3分の1を売却」または「将来的な利益分配のために保持しておく」を選択すると、ターン8にもう1度ガソム社から政府予算を手に入れることができるイベントが発生する可能性があります。

株式の3分の2を売却
・政府予算+6 ガソム社単独投資&エネルギー保護法廃止、
・政府予算+4 ガソム社単独投資&エネルギー保護法49%、ガソム社リジアと共同出資&エネルギー保護法廃止
・政府予算+2 ガソム社単独投資&エネルギー保護法20%、ガソム社リジアと共同出資&エネルギー保護法49%
・政府予算+1 ガソム社リジアと共同出資&エネルギー保護法20%
 

株式の3分の1を売却
・政府予算+3 ガソム社単独投資&エネルギー保護法廃止 
・政府予算+2 ガソム社単独投資&エネルギー保護法49%

将来的な利益分配の可能性のため保持しておく

イベントが発生なし
・エネルギー保護法10%時

エネルギーインフレ抑制法 政治予算-1(エネルギーインフレの危機が起こっている場合)

前述のエネルギーインフレ危機への対処を目的とした法案です。ガス料金の一時的な価格上限設定、エネルギー資源が豊富な国との貿易推奨、自国のエネルギー資源への投資が盛り込まれています。

Turn7

主要企業の国営化/民営化判断

ソードランドを代表するビッグ4と呼ばれる大企業の処遇を決定します。まず「ルシアン・ガラーデとのミーティングを要請」で2つの民営大企業の国有化を検討するか、2つの国営大企業の民営化を検討するか、現状維持にするかを決定します。国有化か民営化を選んだ場合はその後のミーティングで2つの会社の株をどの程度購入(売却)するかを決定します。国有化の場合は政府予算が消費され、民営化の場合は政府予算が増加します。

国有化 政府予算-2~0

企業を国営化することで、国家の支配力が拡大し、企業を掌握することで、政府がより効率的かつ戦略的に資源を配分することができ、経済への影響力を高めることができます。一方で多くの資産が国に帰属することになったことで、多くの投資家が怖気づいてしまい、新しい資本が入ってこなくなる可能性もあります。
国営化の検討ができる民営企業は次の2つです。

ハート・オブ・ソードランド(HOS)

HOSは数百億SRの価値を持つマルチインダストリー企業です。ソードランド・トゥデイやソードランド放送局など国内メディアの半数以上を所有しています。主人公に取引を持ち掛けてきたマルセル・コロンティがこの企業の過半数の株式を所有しています。メディアは政治に与える影響が大きいため、国営化に利点がある企業といえます。

ベルジア・スチール

ソードランドでも最大の企業であり、世界的にも有名な会社です。長年にわたり鉄鋼製造の舵取りをしてきました。主にベルジア地域で事業を展開しており、鉄鋼建設プロジェクトに取り組んでいます。ロザーパーク・グループのリーダーであるウォルター・タスクが過半数の株式を所有しています。ソードランドの鉄鋼貿易の多くがこの企業に依存しているため、国有化にはその状況にメスをいれるというリスクを受け入れる必要があり、多くの有力者を怒らせることになります。

組み合わせによる政府予算の消費量はこちらです。
完全民営×少量 政府予算0
完全民営×過半数 政府予算-1
完全民営×完全国有 政府予算-1
少量×少量 政府予算-1
少量×過半数 政府予算-1
少量×完全国有 政府予算-2
過半数×過半数 政府予算-2
過半数×完全国有 政府予算-2
完全国有×完全国有 政府予算-2

民営化 政府予算+1~+3

民営化することで、民間企業を活性化し、競争を促すことができます。これにより、民間投資が増え、市場の効率性が高まります。一方で国の管理を離れることで、民間企業から搾取されるのではといった不安や、国営企業をソードランドのアイデンティティのように思っている保守派の反対にあうといった懸念もあります。
民営化を検討できる企業は次の2つです。

ソードランド国営会社(SSC)

SSCは半世紀以上の歴史を持つソードランド最大の建設会社としてしられる国営企業で、グループの主な事業は企画・設計、プロジェクト開発、機器リース、貿易、建設です。政府の建物、 様々なインフラプロジェクト、国立図書館、大使館など様々な建設プロジェクトを手掛けてきた企業です。

ネダム・マイニンググループ

ネダム・マイニング社は東メルコパ全体で最大の鉱山会社です。その主な仕事は、この地域の鉱物資源を採り、利用し、付加価値をつけることです。同社は主に石炭、金、ダイヤモンドを採掘しており、特に石炭に関しては自分たちのことを「世界の石炭のリーダー」と呼んでいます。

組み合わせによる政府予算の獲得量はこちらです。
完全国有×過半数国有 政府予算+1
完全国有×少量国有 政府予算+2
完全国有×完全民営 政府予算+2
過半数×過半数 政府予算+2
過半数×少量国有 政府予算+2
過半数×完全民営 政府予算+3
少量国有×少量国有 政府予算+3
少量国有×完全民営 政府予算+3
完全民営×完全民営 政府予算+3

Turn8

奨学金制度の提案 政府予算-1 (教育予算を削減した場合のみ)

教育予算を削減した場合に起こるイベントです。貧困層以下の約5万人の学生の費用を援助するためにレイン奨学金の設立を提案しています。

奨学金制度を開始 政府予算-1

奨学金制度を開始しない

大統領令の制定

大統領の権力を使い、3つまで法案に署名することができます。選ぶことができる法案数は憲法の定める大統領の権限により異なります。以下は政府予算が増減する大統領令を抜粋しました。

ベルジア特別区の廃止(半自治区を設立) 政府予算-1(憲法で大統領令を改正しなかった場合)

ベルジアは、ターキン・ソルの時代にブルド人の暴動に対応するため、「ベルジア特別区」が制定されたため、独自の治安部隊を持つなど一定の自治権をもつソードランドでも特殊な地域でした。そして主人公の任期中、ベルジア知事がブルド人の居住権を奪う「再定住法」を施行し、ブルド人活動家に裁判で訴えられるという事件が発生します。これに対する対応としてベルジア特別区を取り消すこと大統領令をだすことができます。

私設監獄を容認 政府予算+1(憲法で大統領令を改正しなかった場合)

ソードランドのすべての刑務所は内務省によって資金提供され、運営されていますが、これを内務省の規則とガイドラインを守りながら、民間企業が利益を得るために刑務所を建設し、運営することを認める政令をだすことができます。

地方教育機関 政府予算-1(憲法で大統領令を改正しなかった場合)

ソードランドの地方地域では、技術・理論教育の機関が不足しているため、人々は機会を求めて都市部に移住しています。この政令により、地方地域の人々に技術・理論教育を行う教育機関を数百か所建設することができます。

処方箋薬の無料配布 政府予算-1、医療民営化の場合政府予算-2

ソードランドの処方薬の代金は、薬の重要性に応じて保健省が一部を負担しています。この政令により、すべての国民が薬を完全に無料で入手できるようになります。

定年の引き下げ 政府予算-2

ソードランドは1940半ばの経済停滞のため、定年が65歳に引き上げられました。しかし、高齢者層から引き下げを要求されています。この政令で、定年を60歳に引き下げることが可能です。

付加価値税の制定 政府予算+2(憲法で大統領令を改正しなかった場合)

この政令により、20%の付加価値税を制定することができます。すべての業種を対象としたこの税制は財政を助ける新たな税収を得る機会となります。

ガソム社の会計報告

ガソム社に投資をしてターン6の株式売却の決断で「株式の3分の1を売却」または「将来的な利益分配のために保持しておく」を選んだ際に発生します。

・高い収益 政府予算+3と中程度の利益 政府予算+2から選択
ガソム社単独投資&エネルギー保護法廃止&ターン6で受けとらない

・中程度の利益 政府予算+2 
ガソム社単独投資&エネルギー保護法49%&ターン6で1/3or受けない、ガソム社リジアと共同出資&エネルギー保護法廃止&ターン6で受けとらない

・低程度の利益 政府予算+1
ガソム社単独投資&エネルギー保護法20%&ターン6で受けとらない、ガソム社リジアと共同出資&エネルギー保護法49%&ターン6で受けとらない

・利益なし、発生なし
ガソム社単独投資&エネルギー保護法廃止&ターン6で1/3
ガソム社リジアと共同出資&エネルギー保護法20%&ターン6で受けとらない
エネルギー保護法10%時

他パターンは調査中です。

ベルジア特別区の廃止 政府予算-1

ベルジア特別区についての大統領令をださず、リリースかニアに法案を準備するよう頼んでいた場合はこのタイミングで法案が届きます。ベルジア特別区については大統領令欄をご覧ください。

ヴァルグスランドとの貿易協議 政治予算±0(+2?)

ヴァルグスランドはマルキア海を隔ててソードランドと北東に隣接する島国です。メルコパ全域で最も懸念すべきシーパワーを持ち、ソードランドとは過去に敵対関係(コンリアットの大火等)になったこともあります。現在はコンタナ連邦のコンタナ安全保障条約(CSP)に参加する社会主義共和国です。
そんなヴァルグスランドとの交渉は2パターン確認できています。1つは会話の選択肢次第で無条件で貿易協定締結を結べる友好パターンです。軍事同盟を結ぶことも可能です。もう1つは主人公の政策を批判してくるパターンで、この場合はヘルジランド島の領有権をヴァルグスランドと認めないと貿易協定を結べません。(友好ルートでも選択肢次第でヘルジランド島の領有権を要求される場合があります。)批判ルートには主人公が資本主義的な政策を行っていた場合におこるようで、このルートに入ってしまう政治決定は、アルカシアの財政援助を受ける、国営企業を民営化する、レッドユースを禁止するの3つが確認できています。また、ヴァルグスランドと貿易協定を結ぶことでレスピアとの貿易協議がなくなり、貿易関税をかけてくるため、ヴァルグスランドとレスピアはどちらかを選ぶ必要があります。
そして政治予算についてですが、海外のガイド等で政府予算+2といった情報があるのですが、自分のプレイでは少なくとも次の予算支出である「医療費支出」まで政治予算のプラスを確認できませんでした。プラスタイミングがだいぶ後なのか、アプデで変わったのかは不明です。。

レスピアとの貿易協議 ±0

レスピアはソードランドと南で国境を接する国です。メルコパで2番目に強い経済を持っている強力な資本主義国家であり、最近はアルカシアとの関係を深めています。ソードランドは良好な関係でしたが、最近はソードランドの不況の影響でソードランドへの投資が減っている傾向にあります。
そんなレスピアとの貿易協議は2パターン確認できています。1つは友好ルートでこちらは見返りなしに貿易協定を結ぶことができ、軍事同盟も結ぶことができます。もう1つはヴェーレンとの貿易協定を結んでいるときのパターンで、ヴェーレンとの軍事作戦や国境の封鎖がレスピアに悪影響があったとして、貿易の対価としてソードランド・ペトロリアム(石油採掘会社)の売却を要求してきます。そしてそれに同意しない限り、貿易協定は結べませんが、この申し出はエネルギー保護法が有効だと受け入れることができないという問題があります。
また、ヴァルグスランドのときと同じようにレスピアと貿易協定を結ぶとヴァルグスランドとの貿易協議が中止になり、貿易関税が課されることになります。

平等能力法 政府予算-1(政府予算が+1以上のときのみ)

政府予算が+1以上のときのみ提出される法案です。重度の病気にかかったり、障害を負ったりして労働能力を失った従業員に対して、国から月給の50%を補償するという政策です。

流行感染症への資材調達金 政府予算-1(医療予算を増額していない場合のみ)

会議の中で保健大臣パスカルから地方で流行している感染症ポリオ対策の資材購入資金を求められます。ポリオはベルジアで流行しており、会議時点での感染者数は1467名、死者数は23名です。パスカルはコンタナ連邦で発明されたポリオのワクチンの購入費用等を要望しています。

禁煙推進法 政府予算+1

禁煙推進法は税収を増やし、一般庶民の過剰なタバコ消費を減らすために、旧税制法案を修正する形で提出されます。この修正でタバコ税が従来の10%から30%に引き上げられます。また、地元産業を保護するため、製品が他国に輸出される場合には、完全な免税となります。

医療費支出(医療予算を増額した場合のみ) 政府予算0~+1

医療予算を増額した場合のみ発生するイベントで、ソードランドの医療をさらに向上させるための投資を無料で行うことができます。あえて投資を行わないことで、政府予算を増やすことも可能です。

医療奨学金の開始

最先端の医療学校を建設

眼科検査を無料で行う

歯科治療を無料で行う

何も行わない 政府予算+1

人口心肺装置の購入 政府予算-1(医療予算を減額した場合)

医療予算を減額している場合、流行病のポリオの患者に対応するために人口心肺装置を購入するオプションが提案されます。

産業の拡大 政府予算-2

ホール経済大臣とマンガー農業・地方開発大臣が用意した、国内の主要産業への投資による産業拡大計画です。この計画によってソードランドは競争力が格段に向上し、新しい産業の拠点ができる可能性があります。

農業の拡大 政府予算-2

自動車産業の拡大 政府予算-2

エレクトロニクス産業の拡大-2

軍需産業の拡大 政府予算-2

計画を実施しない

Turn9

女性保護法or女性解放法 政府予算-1or-2(女性の権利向上委員会を認めた場合)

ターン8の「女性の権利状況に関する説明」で女性の権利向上委員会の設立を許可すると出現する法案です。DVの犯罪化と被害を受けた女性の保護を制定する「女性保護法(政府予算-1)」と、女性保護法の内容に加え、職場における同一賃金、教育での男女平等、出産休暇や保育園料の国の補助を定めた「女性解放法(政府予算-2」のどちらかの署名を求められます。このどちらの法案がでてくるかの分岐については調査中です。

債務危機

ターン9の序盤「一日の終わり、家での出来事」のイベント後に政府予算のチェックが入ります。ここで借金が大きすぎると債務危機状態になり、経済に悪影響がでます。許容されるマイナスの値は経済の状況により変わりますが、経済が最高の状態でも許容される借金量は-6までのようです。

子ども未来法 政府予算-1

子ども未来法は困窮している家庭に直接的な支援を提供することに焦点を当てた、子供の福祉に関する法案です。低所得家庭への定額給付金、失業家庭への国家支援が定められています。

自由法 政府予算-1(抗議活動が活発化&治安維持法制定&抗議者と対話を選択の場合)

ゲーム終盤、国の統治がうまくいかず、大統領の辞任を要求する抗議活動が起こっている状況で、治安維持法に署名し、抗議者への対応として対話を選択すると提出される法案です。裁判なしでの拘留の廃止、捜査令状の発行元を地方警察署長から地方管轄の裁判所へ移管、制止や検査の権限の廃止、武力行使の抑止が含まれています。

酒税法 政府予算+1

過剰なアルコール消費の抑制と税収増のために提出された法案です。20%の酒税と、外国産アルコール製品への25%の輸入税が定められていますが、輸出用のアルコール製品に関しては免税されます。

贅沢品税法 政府予算+1

税制の公平性を高め、税収を増大させることを目的に宝石、毛皮、スポーツカー、ヨット、自家用飛行機等を贅沢品に分類し15%の税と10%の譲渡税を課すという法案です。

青年組織への資金 政府予算-2

イデオロギーの範囲を広げ、選挙活動を後押しするために政治的な青年組織に資金を提供するかを判断します。レッドユースはコンタナ連邦での共産主義革命に刺激を受けた革命家たちによって設立された組織で、マレニエフ主義(共産主義理論)を広めることを目的にしています。対してヤングソードは右翼民族主義の政治団体で、国家戦線党(NFP)と密接な関係にあるといわれています。

ランバーグへの賠償金 政府予算-2(ランバーグへ平和外交を行っていた場合)

これまでランバーグに対して平和的な外交声明をだしたり、必要以上に非難しなかったりと平和的・外交的な政治判断を行ってきた場合に発生するイベントです。ランバーグの元首、ベアトリス・リビングストン女王が1870年(約80年前)の戦争である15日戦争の賠償金を要求してきます。これについて賠償金を支払うかの判断を行います。

市民モビリティ法 政府予算-3(政府予算が+4以上のときのみ)

政府予算が+4以上のときに確認できた法案です。法案内の数字は政府予算-1ですが、実際は-3される法案のようです。地域間の商業を促進し、低所得者層の経済的負担を軽減し、国内の連結性を高めることを目的に、国内のあらゆる公共交通機関(ファーストクラスを除く)への補助金をだす法案です。

経済会議での借り入れ 政府予算+2

ターン9の経済会議内で世界的な金融機関であるMFIから資金を調達するという選択をすることができます。これにより政府予算が増えますが、外部資金を受け入れることの是非や国の世界的な影響力への影響を懸念する声もあります。

まとめ

現在判明している政府予算の収支に関連するものは以上です。経済・福祉・治安・軍と改革したいものの多くにお金がかかるものの、収入源が少ないため、取捨選択が必要になります。このページが良き統治のお役にたてれば幸いです!

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