技術研究ツリーに各技術の大まかな効果を書き加え、軽い考察をしました。時代Ⅰの技術は、人気国では研究済みか、残り少ない状態でのスタートとなるので割愛しています。
時代Ⅱの技術
生産
この群の最注目研究は鉄道だと思います。道路整備を布告してもインフラが足りない州がある際ははやめに目指したいところです。鉄道の道中の「大気圧機関」は鉱山系の生産量をのばす優秀な研究です。石炭鉱山以外は石炭が必要になるのでこのタイミングで生産をはじめたいところです。もう1つの「メカニカルシール」も鉱山の開発に必須な工具と、大学や行政府で必須の紙の生産力を純粋にのばすこちらも優秀な研究だと思います。紙の増産と後述の肥料には硫黄が必要になってくるので確保しておきたいところです。
左の「集約農業」は肥料を使った穀物生産UPが解禁されるので穀物不足が起きてる場合は優先順位が高くなります。そこから続く「ニトログリセリン」は鉱山系の生産をあげられますが、死亡率が10%~30%上がるデバフが気になるかどうかで評価がわかれると思います。また、爆薬の生産量UPの方式もついてくるので、爆薬を必要とする弾薬で運用する散兵をこの段階で運用するかどうかでも優先順位は変わってきます。
右側はガラス、食料品、衣料、紙の生産量UPがあるので適宜足りない商品があったら研究していきましょう。
軍事
この時代で最優先は新歩兵ユニットの「散兵」を解禁できる「幕僚」だと思います。「散兵」には弾薬が必要なため、実際の運用には「銃用雷管」も解禁してからとなります。弾薬には爆薬と鉛が必要です。爆薬は前述の生産技術「集約農業」で解禁なので散兵の運用には3つのⅡ時代技術が必要ということになります。
他戦争する国なら純粋に防御力をあげる「堡塁」と「応急手当」を解禁する「トリアージ」、海軍を運用するなら訓練率と士気補正が入る「財産権」をとっていきたいです。「応急手当」はアヘンを必要とせず、生地と酒のみで運用できるためどの国でも導入可能なのが嬉しいところです。
他は武器、大砲、造船の生産量をあげるものと港の最大レベル上昇です。各自足りなくなってきたら取りにいきましょう。
社会
国によって優先順位が大きく異なる研究群だと思います。。植民地国家であれば「キニーネ」をとって植民地競争を勝ち抜きたいですし、課税キャパシティが足りない国は課税キャパシティと行政府の生産量をあげる「中央公文書館」が喉から手が出るほど欲しいです。どこの国でも欲しいものとしては大学の出力をあげる「弁証法」、純粋に収入をあげる「中央銀行」あたりが挙げられます。「製薬」も汚染対策に必須となった「公共健康保険」が解禁されるので、宗教系利益集団の力を借りての制定を目指すなら、彼らが影響力をもっている間にとっておきたいところです。
時代Ⅲの技術
生産
新たにゴムと電力が解禁されます。他生産量UPの方式解放に加え自動化の方式を解放する技術も多いです。自動化は国の労働人口の余り具合によって良技術にもいらない子にもなりうるので自国の百姓・失業者を確認しましょう。どの国でも優先したいのは建設効率があがる「鉄筋コンクリート」の他、爆薬と弾薬の生産量UPで軍拡が捗り、おまけに安全に鉱山の出力をあげられる「ダイナマイト」あたりでしょうか。新登場の電力は市街地と木材、ゴムは工具の生産量UPにも使い有用ですが、本格的に活用がはじまるのは次の時代になります。また、「シフト勤務」は同じ州に同じ建物があるほど生産性があがる規模の経済を増やしてくれますが、現地価格の導入で各州に施設を建てることが定石になった今ではよほどの大国でない限り優先順位は低いかもしれません。
軍事
「後装砲」の研究で陸軍攻撃の要である砲兵の新ユニット「榴散弾砲」が解禁されるので優先して研究したいところです。同時に大砲工場の生産量があがる方式が解禁されるのもグッドです。海軍でも技術革新の時代であり、「装甲艦」の研究で快速帆船・戦列艦の時代から汽船:装甲艦の時代へアップグレードが可能です。同時に主力艦の新ユニット「装甲艦」が解禁され、1つ進めば軽巡洋艦の「モニター艦」or「魚雷ボート」も解放できます。1つ注意点としては港の汽船方式のみ「ガントリークレーン」での解禁となるので、「装甲艦」を先に研究した際にすべて快速帆船を汽船に変えてしまうと港で原料不足が発生してしまう点に注意です。他の研究も陸軍のステータスを直接上げる「手動クランク式機関銃」、動員すれば攻撃防御ともに10%UP、士気減少-5%と強力なバフを付与する「豪華物資」を解禁する「軍事統計」など優秀なものが多い印象です。
社会
建設局の製法を解禁する「鉄骨建築物」が最優先の研究候補かと思います。そして鋳貨のプラスで直接収入に貢献する上、資本家を増やす公開企業と商業科農業を解禁する「投資信託」も優先して研究したいところです。課税キャパシティの足りない国では「身分証明書」が、労働力の足りない国では「フェミニズム」が、多文化主義を狙っているのであれば「人権」の優先順位も高くなります。この時代になると「無政府主義」や「社会主義」等プレイ次第ではまったく意味のない研究も多くなってきます。
時代Ⅳの技術
生産
新たに自動車と電話、無線機が解禁されます。自動車にゴムを使うほか、生産量UP方式にも前時代に解禁された電力や石油リグで採れる燃油を使うことが多くなってきます。電力(「蒸気タービン」)と石油(「内燃機関」)の生産量UP方式も解禁されるのでそちらで生産量をあげてから他の方式を変えていくと良いかもしれません。
軍事
Ⅳの時代突入直後に陸軍歩兵の新ユニット「塹壕歩兵」が解禁されるのでこれが最優先の研究対象になると思います。海軍の方も軽巡洋艦の新ユニット解禁がすぐに可能です。「駆逐艦」とその上位互換の「偵察艦」が同列に並んでいることが謎ですが、「偵察艦」のほうが海軍基地の新方式も解禁されるおまけ付きなので「シーレーン戦略」を優先でいいと思います。2列目には陸海軍それぞれの攻撃力をあげる新ユニット「攻城砲」と「ドレッドノート」(要無線)も解禁されます。他にも攻撃防御に直接バフを与える「機関銃手」や上陸ペナルティの無効化など、軍事が飛躍的に進化する時代なので、戦争を視野にいれるなら他のツリーより優先順位を高くしてもよいかもしれません。
社会
これまで登場した技術の延長戦といった形で目新しいものは少ない印象です。優先したいのは植民地化を重視するプレイでの「マラリア予防」と、外交戦での手数を増やしてくれるいう意味で拡張プレイでの「多国間同盟」でしょうか。その他は他のツリーの研究が終わってからでもいいと筆者は思いました。
時代Ⅴの技術
生産
建設局の方式を解禁する「アーク溶接」が目玉です。多くの方式で燃油を使うので技術革新がどこまで進むかはここまでにどれだけ石油を確保できているか次第になります。
軍事
飛行機と戦車がようやく解放され、それぞれの最終強化ユニットが解放されます。ただその分必要な商品も増えていて、陸軍歩兵ユニットの「分隊」からは新たに無線が必要になります。最終強化ユニットの「機械化歩兵」は無線に加えて石油と戦車(戦車の製造にも石油が必要!)も物資として必要になってきます。運用は非常に難しいですが、ひとつの目標としてもよいかもしれません。他にも強力な「火炎放射器」や「化学兵器」と軍の能力をあげるものが続々と解禁されます。海軍でも飛行機を使用し、脅威の攻撃力をもつ「母艦」と主力艦の最終ユニット「戦艦」が解禁と盛りだくさんです。
社会
引き続きこれまでの延長線上のような技術が多い印象です。欲しいのは「抗生物質」の最大医療制度+1と「現代金融商品」の鋳貨+10%、市場アクセスを改善する「マクロ経済学」辺りでしょうか。他のツリーのような劇的な技術革新はないので後回しにしても構わないかと思います。
まとめ
以上技術を一通り見てきました。印象としては生産ツリーは序盤は簡単に出力をあげることができ優秀ですが、後半になるにつれ要求資源がきつくなってくる印象です。そこで要求資源確保のための戦争が必要になってきますが、後半の技術は軍事ツリーの方が豪華に見えたので後半は軍事ツリーを先行する戦略もありだと感じました。社会ツリーは序盤は解禁できるものが多いですが、中盤以降は特殊な法律の解禁と繰り返し登場する効果の技術ばかりなので後半は優先順位が低くなると感じました。このページが技術戦略の一助となれば幸いです。
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