Victoria3 攻略 技術研究ツリーと考察

技術研究ツリーに各技術の大まかな効果を書き加え、軽い考察をしました。時代Ⅰの技術は、人気国では研究済みか、残り少ない状態でのスタートとなるので割愛しています。

時代Ⅱの技術

生産

集約農業:肥料・爆薬解禁、穀物生産量UP、家畜牧場生地生産UPと肥料生産
ベッセマー法:鋼鉄生産UP
大気圧機関:発動機解禁、鉱山系生産量UP
ニトログリセリン:爆薬生産量UP、鉱山系生産・死亡率UP
水管ボイラー:工場自動化、鉱山系生産UP
鉄道:鉄道解禁、農場・鉱山・伐採所・石油リグ自動化、市街地輸送UP
メカニカルツール:高級家具生産UP、工具生産UP、紙生産UP、家畜牧場肉生産UP
分留:食品産業尾酒類生産UP
クリスタルガラス:ガラス生産UP
缶詰工場:肉・魚で食料品生産UP
ベーキングパウダー:食料品生産UP
機械化工房;衣類生産UP,織物・家具自動化、規模の経済+10%
化学的漂白:磁器生産UP、紙生産UP

この群の最注目研究は鉄道だと思います。道路整備を布告してもインフラが足りない州がある際ははやめに目指したいところです。鉄道の道中の「大気圧機関」は鉱山系の生産量をのばす優秀な研究です。石炭鉱山以外は石炭が必要になるのでこのタイミングで生産をはじめたいところです。もう1つの「メカニカルシール」も鉱山の開発に必須な工具と、大学や行政府で必須の紙の生産力を純粋にのばすこちらも優秀な研究だと思います。紙の増産と後述の肥料には硫黄が必要になってくるので確保しておきたいところです。
左の「集約農業」は肥料を使った穀物生産UPが解禁されるので穀物不足が起きてる場合は優先順位が高くなります。そこから続く「ニトログリセリン」は鉱山系の生産をあげられますが、死亡率が10%~30%上がるデバフが気になるかどうかで評価がわかれると思います。また、爆薬の生産量UPの方式もついてくるので、爆薬を必要とする弾薬で運用する散兵をこの段階で運用するかどうかでも優先順位は変わってきます。
右側はガラス、食料品、衣料、紙の生産量UPがあるので適宜足りない商品があったら研究していきましょう。

軍事

榴弾砲:大砲生産量UP
銃用雷管:弾薬解禁
堡塁:陸軍防御+10%、家畜牧場自動化
兵站:徴兵+20%
幕僚:兵舎訓練率UP、散兵解禁
施条:小火器生産量UP
トリアージ:応急手当解禁
水圧クレーン:港最大レベル+3
スクリューフリゲート艦:造船系生産量UP
財政権:海軍基地最大レベル+10、海軍訓練率・士気系能力上昇

この時代で最優先は新歩兵ユニットの「散兵」を解禁できる「幕僚」だと思います。「散兵」には弾薬が必要なため、実際の運用には「銃用雷管」も解禁してからとなります。弾薬には爆薬と鉛が必要です。爆薬は前述の生産技術「集約農業」で解禁なので散兵の運用には3つのⅡ時代技術が必要ということになります。
他戦争する国なら純粋に防御力をあげる「堡塁」と「応急手当」を解禁する「トリアージ」、海軍を運用するなら訓練率と士気補正が入る「財産権」をとっていきたいです。「応急手当」はアヘンを必要とせず、生地と酒のみで運用できるためどの国でも導入可能なのが嬉しいところです。
他は武器、大砲、造船の生産量をあげるものと港の最大レベル上昇です。各自足りなくなってきたら取りにいきましょう。

社会

近代下水道;週ごとの最大建築進捗+5、陸上貿易キャパシティ+10、汚染削減-10%、インフラ100kあたり+1、インフラ上限+20、建設局最大レベル+5
企業チャーター:企業+1
郵便貯金:最大予備現金+20%、農家投資プール+15%、商店主投資ウール+15%
中央銀行:鋳貨+10%、貸付歩合-2、負債の肩代わり、融資解禁
中央公文書館:課税キャパシティ+25、最大治安維持制度+1、行政府生産量UP、技術科政治・秘密警察解禁
株式会社:企業+1、市街地ごとの都市化-10%
団体スポーツ:威信+10%
民族主義:権力+10%、民族国家解禁
平等主義:識字率による生活水準最低値+1、最大社会保障制度+1、普通選挙・比例課税・急進党解禁
製薬:最大医療制度+1、民間健康保険・公共健康保険解禁
写実主義:威信+5%、美術品生産量UP,芸術院所有権方式
弁証法:最大教育制度+1、大学革新生産量UP
精神医学:影響力+10%、行政力人口コスト乗数-5%
キニーネ:最大植民地制度+1、マラリアの効果除去、深刻なマラリア入植許可
労働運動:潜在的な扇動者+1、識字率による生活水準最低値+1、最大労働基準局制度+3、児童労働の制限・規制機関・賃金助成・社会民主党解禁

国によって優先順位が大きく異なる研究群だと思います。。植民地国家であれば「キニーネ」をとって植民地競争を勝ち抜きたいですし、課税キャパシティが足りない国は課税キャパシティと行政府の生産量をあげる「中央公文書館」が喉から手が出るほど欲しいです。どこの国でも欲しいものとしては大学の出力をあげる「弁証法」、純粋に収入をあげる「中央銀行」あたりが挙げられます。「製薬」も汚染対策に必須となった「公共健康保険」が解禁されるので、宗教系利益集団の力を借りての制定を目指すなら、彼らが影響力をもっている間にとっておきたいところです。

時代Ⅲの技術

生産

改良肥料:肥料生産量UP、穀物生産量UP
スチームドンキー:鉱山系自動化、伐採所自動化
ダイナマイト:資源発見確率+25%、爆薬生産量UP,弾薬生産量UP、鉱山系生産量UP
平炉法:鋼鉄生産量UP
鉄筋コンクリート:建設局生産量+15%
ローターバルブエンジン:工場系自動化
脱穀機:穀物畑自動化
ポンプジャック:農園系生産量UP、石油リグ解禁
鋼製鉄道車両:石油リグ自動化、鉄道生産量UP
シフト勤務:規模の経済上限+20
真空缶詰:食料品生産量UP
ゴムの素練り:ゴム解禁
発電:電力解禁、家畜牧場自動化、市街地生産量UP,木材生産量UP
アニリン:合成繊維プラント解禁
加硫:高級衣類生産量UP,、工具生産量UP

新たにゴムと電力が解禁されます。他生産量UPの方式解放に加え自動化の方式を解放する技術も多いです。自動化は国の労働人口の余り具合によって良技術にもいらない子にもなりうるので自国の百姓・失業者を確認しましょう。どの国でも優先したいのは建設効率があがる「鉄筋コンクリート」の他、爆薬と弾薬の生産量UPで軍拡が捗り、おまけに安全に鉱山の出力をあげられる「ダイナマイト」あたりでしょうか。新登場の電力は市街地と木材、ゴムは工具の生産量UPにも使い有用ですが、本格的に活用がはじまるのは次の時代になります。また、「シフト勤務」は同じ州に同じ建物があるほど生産性があがる規模の経済を増やしてくれますが、現地価格の導入で各州に施設を建てることが定石になった今ではよほどの大国でない限り優先順位は低いかもしれません。

軍事

後装砲:大砲生産量UP、榴散弾砲解禁
連発銃:小火器生産量UP
募兵事務局:徴兵+20%、大規模徴兵解禁
現代看護:野戦病院解禁
電信:死傷者による厭戦-25%
手動クランク式機関銃:陸軍防御+5、殺傷率+5%
軍事統計:組織力の増加量+20%、兵舎訓練率UP,、豪華物資解禁
ガントリークレーン:港最大レベル+4、汽船使用港解禁
装甲艦:汽船・装甲艦解禁、汽船使用漁港・捕鯨基地解禁、装甲船解禁
青年学派:海軍基地最大レベル+10、海軍訓練率士気系能力上昇
浮遊式港湾:港最大レベル+4
モニター艦:モニター艦解禁
自走式魚雷:魚雷ボート解禁

「後装砲」の研究で陸軍攻撃の要である砲兵の新ユニット「榴散弾砲」が解禁されるので優先して研究したいところです。同時に大砲工場の生産量があがる方式が解禁されるのもグッドです。海軍でも技術革新の時代であり、「装甲艦」の研究で快速帆船・戦列艦の時代から汽船:装甲艦の時代へアップグレードが可能です。同時に主力艦の新ユニット「装甲艦」が解禁され、1つ進めば軽巡洋艦の「モニター艦」or「魚雷ボート」も解放できます。1つ注意点としては港の汽船方式のみ「ガントリークレーン」での解禁となるので、「装甲艦」を先に研究した際にすべて快速帆船を汽船に変えてしまうと港で原料不足が発生してしまう点に注意です。他の研究も陸軍のステータスを直接上げる「手動クランク式機関銃」、動員すれば攻撃防御ともに10%UP、士気減少-5%と強力なバフを付与する「豪華物資」を解禁する「軍事統計」など優秀なものが多い印象です。

社会

鉄骨建築物:週ごとの最大建設進捗+5、陸上貿易キャパシティ+10、100kあたりインフラ+1、インフラ上限+20、建設局最大レベル+5、市街地生産量UP、エッフェル塔・自由の女神解禁、建設局生産量UP
投資信託:鋳貨+10%、貸付歩合-2、施設所有権方式公開企業、商業科農業解禁
身分証明書:課税キャパシティ+25、最大治安維持制度+1
汎民族主義:権力+10%
人権:最大社会保障制度+1、小学校義務教育・多文化主義・言論の保護・労働者の保護・老齢年金解禁
投資銀行:企業+1、市街地ごとの都市化-15%
フェミニズム:女性の職場進出・女性参政権解禁
文明化の使命:関心+1、最大植民地制度+1、パナマ運河解禁
無政府主義:無政府・無政府主義社会(政党)解禁
協調組合主義:受容文化での生活水準急進派-10%
写真機:威信+5%、美術品生産量UP
社会主義:識字率による生活水準最低値+1、最大労働局制度+2、評議会共和制・集団農業・累進課税・共産党解禁
哲学的プラグマティズム:影響力+10%、行政力人口コスト乗数-5%

建設局の製法を解禁する「鉄骨建築物」が最優先の研究候補かと思います。そして鋳貨のプラスで直接収入に貢献する上、資本家を増やす公開企業と商業科農業を解禁する「投資信託」も優先して研究したいところです。課税キャパシティの足りない国では「身分証明書」が、労働力の足りない国では「フェミニズム」が、多文化主義を狙っているのであれば「人権」の優先順位も高くなります。この時代になると「無政府主義」や「社会主義」等プレイ次第ではまったく意味のない研究も多くなってきます。

時代Ⅳの技術

生産

窒素固定:肥料生産量UP、穀物生産量UP
機械化農業:穀物畑自動化、食肉生産量UP、家畜牧場肥料生地生産量UP
電弧法:鋼鉄生産量UP
プラスチック:ガラス生産量UP
空気工具;資源発見確率+25%、硬材+25%、建設局生産量+10%、コルコバードのキリスト像解禁
蒸気タービン:電力生産量UP
電気コンデンサー:衣類生産量UP、織物自動化、爆薬生産量UP
内燃機関;自動車解禁、市街地輸送UP,伐採所自動化、石油リグ生産量UP、トラック輸送・自動車化偵察隊解禁
電話:関心+1、電話解禁
コンベア:工場自動化
人絹:合成繊維で絹生産解禁
自動ボトル吹込成形機:ガラス工房自動化
電気鉄道:発動量生産量解禁、家畜牧場・漁港・捕鯨基地・伐採所自動化、鉄道生産量UP
無線:関心+1、無線機解禁
低温殺菌:家畜牧場・漁港・捕鯨基地自動化

新たに自動車と電話、無線機が解禁されます。自動車にゴムを使うほか、生産量UP方式にも前時代に解禁された電力や石油リグで採れる燃油を使うことが多くなってきます。電力(「蒸気タービン」)と石油(「内燃機関」)の生産量UP方式も解禁されるのでそちらで生産量をあげてから他の方式を変えていくと良いかもしれません。

軍事

ボルトアクションライフル:小火器生産量UP
戦争プロパガンダ:徴兵+20%、士気の減少-5%
戦闘作戦:陸軍攻撃+10%、陸軍訓練率UP
塹壕作業:塹壕歩兵解禁
自動機関銃:大砲生産量UP、機関銃手解禁
縦深防御:陸軍防御+10%、攻城砲解禁
コンクリート造船所:港最大レベル+4、港生産量UP
駆逐艦:駆逐艦解禁
上陸用舟艇:上陸ペナルティ無効化
潜水艦:潜水艦解禁
シーレーン戦略:海軍基地最大レベル+10、海軍訓練率士気系能力上昇、偵察隊解禁
弩級戦艦:ドレッドノート解禁

Ⅳの時代突入直後に陸軍歩兵の新ユニット「塹壕歩兵」が解禁されるのでこれが最優先の研究対象になると思います。海軍の方も軽巡洋艦の新ユニット解禁がすぐに可能です。「駆逐艦」とその上位互換の「偵察艦」が同列に並んでいることが謎ですが、「偵察艦」のほうが海軍基地の新方式も解禁されるおまけ付きなので「シーレーン戦略」を優先でいいと思います。2列目には陸海軍それぞれの攻撃力をあげる新ユニット「攻城砲」と「ドレッドノート」(要無線)も解禁されます。他にも攻撃防御に直接バフを与える「機関銃手」や上陸ペナルティの無効化など、軍事が飛躍的に進化する時代なので、戦争を視野にいれるなら他のツリーより優先順位を高くしてもよいかもしれません。

社会

エレベーター:週ごとの最大建設局生産量+5、陸上貿易キャパシティ+10、100kあたりのインフラ+1、インフラ上限+20、建設局最大レベル+5、市街地生産量UP
飛行船:市場アクセス+5%、摩天楼威信+10
企業統治:企業+1、市街地の都市化-25%
国際為替基準:鋳貨10%、貸付歩合-2%
中央指令型経済:課税キャパシティ+25、行政府生産量UP、指令経済解禁
多国間同盟:戦略・外交手段+25、複数の同盟許可
マラリア予防:最大植民地制度+1、深刻なマラリア効果除去
政治的扇動:権力+10%、潜在的な扇動者+1、識字率による生活水準最低値+1、一党独裁国家・異議の禁止・ファシスト党解禁
活動写真:威信+5%、美術品生産量UP
精神分析:影響力+10%、行政力人口コスト乗数-5%

これまで登場した技術の延長戦といった形で目新しいものは少ない印象です。優先したいのは植民地化を重視するプレイでの「マラリア予防」と、外交戦での手数を増やしてくれるいう意味で拡張プレイでの「多国間同盟」でしょうか。その他は他のツリーの研究が終わってからでもいいと筆者は思いました。

時代Ⅴの技術

生産

アーク溶接:造船系生産量UP、建設局生産量UP
オイルタービン:電力生産量UP
圧縮点火:発動機生産量UP、穀物畑自動化、鉱山系生産量UP,鉄道生産量UP
瞬間冷凍:漁港・捕鯨基地自動化
生地ローラー:食品産業自動化

建設局の方式を解禁する「アーク溶接」が目玉です。多くの方式で燃油を使うので技術革新がどこまで進むかはここまでにどれだけ石油を確保できているか次第になります。

軍事

化学兵器戦争:化学兵器解禁
コンクリート要塞:陸軍防御+10%
軍用航空:飛行機解禁、航空偵察解禁
火炎放射器:殺傷率+5%、火炎放射器解禁
下士官訓練:陸軍訓練率UP、分隊解禁
突撃歩兵:殺傷率+5%、塹壕歩兵・分隊・機械化歩兵攻撃+5
車両装甲:陸軍訓練率UP,戦車・機械化歩兵・重戦車・軽戦車解禁
航空母艦:母艦解禁
超弩級戦艦:戦艦解禁
近代戦艦戦術:海軍基地最大レベル+10、海軍訓練率士気系能力上昇

飛行機と戦車がようやく解放され、それぞれの最終強化ユニットが解放されます。ただその分必要な商品も増えていて、陸軍歩兵ユニットの「分隊」からは新たに無線が必要になります。最終強化ユニットの「機械化歩兵」は無線に加えて石油と戦車(戦車の製造にも石油が必要!)も物資として必要になってきます。運用は非常に難しいですが、ひとつの目標としてもよいかもしれません。他にも強力な「火炎放射器」や「化学兵器」と軍の能力をあげるものが続々と解禁されます。海軍でも飛行機を使用し、脅威の攻撃力をもつ「母艦」と主力艦の最終ユニット「戦艦」が解禁と盛りだくさんです。

社会

舗装道路:陸上貿易キャパシティ+20、POPからのインフラ自動車消費+0.25
マクロ経済学:企業+1、市場アクセス+5%
現代金融商品:鋳貨+10%、貸付歩合-2%
監視社会:課税キャパシティ+25、軍事警察解禁
抗生物質:最大医療制度+1
大衆宣伝:権力+10%、潜在的な扇動者+1、識字率による生活水準最低値+1
行動主義:影響力+10%、行政力人口コスト乗数-5%
分析哲学:大学生産量UP

引き続きこれまでの延長線上のような技術が多い印象です。欲しいのは「抗生物質」の最大医療制度+1と「現代金融商品」の鋳貨+10%、市場アクセスを改善する「マクロ経済学」辺りでしょうか。他のツリーのような劇的な技術革新はないので後回しにしても構わないかと思います。

まとめ

以上技術を一通り見てきました。印象としては生産ツリーは序盤は簡単に出力をあげることができ優秀ですが、後半になるにつれ要求資源がきつくなってくる印象です。そこで要求資源確保のための戦争が必要になってきますが、後半の技術は軍事ツリーの方が豪華に見えたので後半は軍事ツリーを先行する戦略もありだと感じました。社会ツリーは序盤は解禁できるものが多いですが、中盤以降は特殊な法律の解禁と繰り返し登場する効果の技術ばかりなので後半は優先順位が低くなると感じました。このページが技術戦略の一助となれば幸いです。

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